幼稚園の窓「こんにちは!」

Manabotto NO2

2021.11.15

♯ Manabotto

 

今日は「ゆりとすずらんさん」の合同クラス「すみれとこすもすさん」の合同クラスでmanabottoを行いました。

前回のmanabottoの後、みんなが手洗いを使う時に○○ちゃんが横からスッと・・・・入ったそうです。

それを見たおともだちは「あっ、ジャイアン○○ちゃん」と呼んだそうです。

○○ちゃんは「しまった!」と思ったようで泣いちゃいましたが、○○ちゃんの気持ちを受け止めて「いけなかったね。じゅんばんをまつんだよ」と、お話をしたそうです。

子どもたちは遊び感覚で行動することがあり、色々な経験をしていく中でものの善し悪しを学んでいきます。改定された幼稚園教育要領には「道徳性や規範意識の芽生え」を、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の一項目に明示しています。幼児期の終わりまでに育ってほしい姿は到達目標ではなくあくまでも「このような方向に向けて指導をしましょう」というものです。

今回も真剣に見てくれてお話の中に入り込んで「だめだよ」「かわいそう」と気持ちをもつ子どもたちでした。

その後に、ミッフィーシリーズから「うさこちゃんとたれみみくん」というお話をしました。

 

♯ ミッフィーシリーズ

みなさんも一度は手にされた絵本だと思いますが、子どもたちが初めてであう絵本として4年前に亡くなったオランダの作家デリック・ブルーナさんの絵本です。

そのシリーズはシンプルな色と構図が分かりやすく日常的な出来事が描かれていますが、その中に、いじめや万引き、家族の死をテーマにした絵本が出版されています。

今日のmanabottoではこころで考えるということで「うさこちゃんとたれみみくん」を選びました。耳がたれたうさぎが登場するいわゆるいじめをテーマにしたものです。年少さんには難しかったかもしれませんが、心の扉をたたくことは大事なことです。

見聞きしたり、体験したことを積み重ねて子どもたちは自分の考えや思いを成長させていきます。

 

♯ 今日は、「七五三の日」です。

幼稚園の玄関ボードで「きょうはなんのひ」ボードとしておしらせをしています。

 

先日、年中組の子どもたちが順勝寺でお詣りをしました。本堂には不思議なことに背筋が伸び、心が洗われるような空気や雰囲気が流れています。その中で住職令耕先生のお話を聴き、ご家族のみなさんに愛され、見守られていることへの感謝の気持ち、目に見えないご加護、そしてここまで大きく育ったことへのお礼をご仏前にお詣りしました。

「目に見えないものをお話しする、目に見えないものをきく、」は難しいことですが、このテーマになると決まって思い出すのが星の王子様の絵本です。「いちばん、たいせつなことは目に見えない・・・・・」。目に見えない大切なことを、幼稚園生活の日々を送りながら子どもたちと探していきたいと思います。

 

毎朝歌う「ののさま」がその日は目の前にいらっしゃるように、とても身近に思えたようです。

「今日の日をみなさん一緒に迎えられて、おめでとう。お家の方々と一緒にみなさんの成長を見守っていきましょうね。」