幼稚園の窓「こんにちは!」

日々がたのしい。

2025.07.03

朝、年少組のÝ君が、手に握りしめ押しつぶされた小さな黄色いお花を持って

「えんちょうせんせい、はなさいていた。これ。」

持って来てくれました。

ぼくとつとしたY君が、おはなを見つけ、もっていこうと摘んでくれた・・・・

それだけで、言いようのない嬉しい気持ちになりました。

 

担任の先生が「ここまで来るのに、なくしてしまって、大騒動しました。」と大笑いしながら聞かせてくれました。

可愛くてしようがない気持ちが伝わってきます。

手の中でぐにゃと枝折りかけている小さな黄色いお花からは

大騒動の過程が浮かんできます。

先生の手によって、Y君の健気な気持ちを受け取ることができましたが、

子どもたちの優しい気持ちは、

子どもに芽生えた気持ちに寄り添えてはじめて気づくことになる・・・・

もしかすると、訴えている事柄に気づけないこともあるのかもしれない・・・・。

 

幼稚園の先生というのは、

子どもたちの思いを肌で感じ、

その気持ちに寄り添ってあげられる、先生自身が感性豊かで温かな心でなくてはならない。

日々子どもたちと過ごす中で大変な中にも

子どもたちの芽に気づき育ててあげられる、それが先生冥利に尽き、

いつまでも先生を続けたいと思ってくれていることだと、思います。

私も含め、子どもたちのたくさんの優しさに包まれています。

 

初めての「わかばおりんぴっく」に参加する年少さんです。

お部屋で「イットウショウ!イットウショウ!」と、練習が始まりましたが、

子どもたちと言えば遊びの延長です。張り切って踊っているのは、せんせい?

たくさんの拍手を送ってやる気を育てて次につなげています・・・・ 

どうぞ、お楽しみに・・・・・。

 

 

幼稚園の年少さんは夏の間だけ、1時~1時半まで「おひるねたいむ」があります。

眠たい子だけなのですが、そうでない子もいて、

嬉しそうにバスタオルを持って、意気揚々とお昼寝のお部屋へ向かう姿は

大好きな場所に向かう喜びで溢れているようにみえます。

身体を休めるのにちょうどいい具合のようです。

先日、北海道頚恵庭幼稚園でプール遊びの中で、3歳の女児がプールで溺れ、

一時、意識不明の状態になったということが起きました。

水深は2~3センチ足らず、水あそびの時間は20分ほどだったそうです。

職員2人が見守っていたものの、1分ほど目を離したすきに、水に浸かり、もうろうとしている状態に気づいたということです。

消防員によりますと、一時意識不明となり、ドクターヘリで病院に運び、

手当てを受け命に別状はないということで、ことなきを得て悲しい思いをせずに済んだということです。

水あそびは子どもたちの大好きな活動です。

特に暑さが続き外あそびができない中で、涼をとり嬉しいプール遊びですが、

一つ間違うと、ビニールプールでさえ、命を失うことになることを改めて心に諫めた出来事でした。

他山の石としてみてはいけない! ことです。