春らんまん。
子どもたちの大好きな砂遊びを見守るように藤のお花が咲きました。
天からふりそそぐとはいい難いですが、
甘い香りも漂ってきます。
「がんばって!」
歩き始めたばかりの子どもたちにエールを送っているような春の優しい風です。
日本の四季に異変が起き、過ごしやすい春と秋が地球温暖化による四季のずれで短くなっているという報道を耳にしますが、
活動が気持ちのよい今の時を大事に過ごしています。
狭い場所に入り込んで「もういいかい!」と遊ぶ子どもたちから
一緒に遊べるおともだちができた喜びが伝わってきます。
陽の光をいっぱい浴びて、芝生を飛んだり跳ねたり・・・おともだちが一緒だと何をしても楽しい子どもたち
そう感じられるのは成長の証です。
また、大きいクラスになった子どもたちは、達成感を感じられる遊びに挑戦する姿が目立ちます。
何度も雲梯を往復したり、補助板を使って逆上がりを繰り返したり・・・・・逞しさを感じます。
半ばから課内レッスンがはじまり
進級してできることも増えた子どもたちには、活動が広がり、大きくなった喜びに拍車をかけているように感じられます。
4月のお誕生会とお誕生児が集まって開くティーパーティーが先日開かれました。
お誕生会は年次に別れて行います。
年少組のみなさんにとっては、初めてのお誕生会です。舞台で元気よくお返事をしてもらいました。
お祝いされる子もお祝いする子もみんなが「うれしいきもち」で
大きくなったことを喜びあいました。
年長組のみなさんには、お誕生会とは別に
お子さんが生まれた時に感じられたパパやママの思いをメッセージにしていただき、お誕生日の日に代読で紹介しています。
その時の気持ちがひしひしと伝わってなんとも言えず温かい気持ちになり、命の尊さに気が引き締まります。
小さないのちがたんじょうして
おおきなしあわせが うまれました
にじいろのしゃぼんだまが やさしいかぜにのって
ふわり ふわり
あなたはあいをはこぶてんし
あなたはよろこびをはこぶてんし
おたんじょうび おめでとう
たくさんのやさしさにかこまれて おおきくなったね
おめでとう
お誕生の日は「いのち」の原点です。
みなさんが成長した時、幼稚園でお祝いされて過ごした日のことを心のどこかに温かい記憶として残してほしいと思う
みんなのお誕生日です。
4月8日にお生まれになったお釈迦様の言葉には
人と自分はちがう
くらべることはない
自分の花を咲かそう
自分の光をはなとう
一人ひとりの個性を持ったみなさんを温かく迎え、みなさんらしく育つ幼稚園でありたいと思っています。