鮎の放流、初体験。
昨日23日、40度にも上る天候でしたが、年長組の子どもたちが「鮎の放流」に長良川に行ってきました。
暑さ対策として、石金さんの駐車場をお借りしてバスの中で子どもたちは待機、クラス毎で放流を行いました。
暑さの中、放流までの準備も大変なものです。
みんなが体験できるようにと50個のバケツを用意していただけ、一人分ずつバケツに分けてくださいました。
さぁ、はじまるよ。
長良川鮎資源増加に向けた岐阜市の事業として、3月から7月の5カ月間「放流」「人工ふ化」を行っているそうです。
バケツに入った鮎を一人ずつもらって、
「鮎が怖がらないように、そっとながしてあげてね。」とお話を聞き、
「おおきくなってね!」と優しく川に放してあげていました。
その後はたくさんの鮎が水槽と川を結ぶ大きなホースで放流されていく様子を見せて頂きました。
今回放流された鮎は2500匹です。
1300年以上の歴史を誇る「長良川の鵜飼い」の裏には、
こんな活動をして支えていらっしゃる、そして歴史を繋いでいくために人の力があることを知りました。
鵜飼いを終えた時期に、毎年年長組の子どもたちは「うかいミュージアム」の社会見学を行っています。
鵜匠さんが本物の鵜を使って、
鮎を飲み込む実演をされたり、ミュージアムの中や鵜の住んでいる所を見学していますが、
鮎の放流の経験をした子どもたちは、その時に何かを感じてくれることでしょう。(今年は12月を予定)
撮影途中で、私の携帯がなんとバッテリーが膨張を起こして使えなくなってしまいました。
予報通りの警戒指数が出た暑さでした。
岐阜市の職員の方や漁業組合の方々には暑さの中を大変お世話になりました。
ありがとうございました。
子どもたちが描いてくれた鮎の絵をお礼とさせていただきました。
放流が全て終わった後、鮎を見つけた鳶が川の上を旋回しはじめました。
鮎の悲哀を感じずにはいられませんでした。
「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」 芭蕉
💛 💛 💛
今年も新たな取り組みや体験や経験をたくさんしてきましたが、
その多くは提供していただける方々のお力添えがあるから実現できるのです。
有難いです。
お迎え時のママから、「連日、先生たちもお疲れでしょう。いろいろな経験ができて私たちは楽しみです。」と
労いの言葉をいただきました。
「報われて、嬉しい」です。