💛 こころのひ。
今年も残すところ3週間です。
子どもたちの成長を見つめ、日々を重ねてきました。
今日は、今年最後の「こころのひ」。
今月で9回目の「こころのひ」を迎えたことになり、今朝もたくさんの子どもたちがののさまに会いに来てくれました。
お皿に置いてあるお念珠をとって、おまいりする姿に継続の力を感じます。
「こころのひ」は、時間帯を決めて行っていますが、自主的な活動です。
年少さんはクラスの先生と一緒におまいりにきてくれています。
おまいりの時間帯にわれ関せずと遊びに夢中になっている子もいますが、それでいいのです。
いつか、おまいりしようと来てくれる日がきっと来るはず、
「ののさまは、私の幸せを願ってくださっています。私が私らしく生きて、私らしく輝いて、
私が『生まれてきてよかった』と思えるようにと願ってくださっています。」
「みなさんのいのちは、広い地球上でたった一つのかけがえのないいのちです。」
自分のいのちを大切に思える自尊感情が育まれ、他者と共に生活する上で欠かせない社会的な道徳につながっていくと・・・信じています。
現代に生きる私たちは、目に見えるもの、形に残るものしか信じられず、目に見えないものをおろそかにしがちです。
ですが、目に見えなものにも大切なものがたくさんあります。
ひとの「きもち」や「こころ」は目に見えませんが、私たちを支える大切なものです。
目に見えない多くのものに支えられていることは、先日の発表会の取り組みに身をもって感じてくれたことと思います。
自然の風景をやさしく見つめ、やさしさにつらぬかれた
金子みすゞさんの詩は、ののさまを拝む気持ちに通じるところがあります。
「大漁」という作品を紹介します。
朝焼け小焼けだ
大漁だ
大羽イワシの 大漁だ。
浜は祭りの ようだけど
海のなかでは 何万の
イワシのとむらいをするだろう。
何とも言い難い気持ちになります。
他者のいのちをいただいてしか生きていけない私たち人間の罪深さを表現した詩ですが、
「いただきます」の深い意味を表しています。
あおいちゃんが「ののさま、だいすきだよ」と書いた可愛いお手紙を「ののさまにわたせなかった!」と言って、帰り際にもってきてくれました。
「ありがとう」嬉しいですね。