なかまと育つ。
ヒトとサルの遺伝子の違いは1%!驚きです。
随分前になりますが、「サルがヒトを超える日」という番組が放映され、
「スマホを自在に操作するサル」の映像を見たことがあります。
その1%の違いは「智慧の実」という遺伝子だそうです。
ヒトに一番近い動物がサルということで、
チンパンジー、ゴリラ、色々な種類のサルを使っての実験
「大きい集団」と「小さい集団」で育つサルの知恵の発達を比べたところ
その結果
「小さな集団」より「大きな集団」になると、サルの社会にもサル同志にかなり複雑な関係が生まれました。
その集団をうまく統率しまとめようとするには、さまざまな知恵が必要になり、
また、そういった知恵を身につけるのは、数学や漢字を覚えるより難しいらしく、
理性を司っている大脳皮質の発達は、理屈を考えたり、言葉を操ったりする部分の容積が、
そのサルの日頃の集団の数が多ければ多いほど発達しているということが分かりました。
それには
あかちゃんのときから人に甘えたり、拒否したり、
共感してもらったりという体験を積み重ねて
いくことによって身についていくのだそうです。
多様な人間関係を楽しめるような経験、
人と関わることが本当におもしろいと感じられるような経験、
おともだちが困っているときには、助けてあげたいという気持ちを育むような経験、
そして自分が助けてもらったときのうれしい気持ちをしっかり味わう経験を
どれだけ経験できているかが大切だと言われています。
交わる子どもたちが多ければ多いほど、人との経験も多くなります。
日々の中で起きる子ども同士のけんかや行き違いなども必然的に多くなってきます。
が、まなびへの一歩。
ただ、幼い分言葉も充分に伝わらず相手の気持ちがわからなかったり、
自分の気持ちも伝えられなかったりします。そんな時には
子どもたちにお互いの気持ちがわかり合えるように
行き違いやそれぞれの言い分を相手に分かるように橋渡しをするのはわたしたちです。
人にはもって生まれた性格がありますが、みんなが卒園する頃には、一つ一つが生きた力になるように
文化をしっかり刻み込んだ体、人とかかわれる心身「健康な心と体」を育てていきたいと思います。
💞 💞 💞
大きく成長をしている年長組さんの心の絵をのぞいてみましょう。
卒園アルバムの表の絵は子どもたち自身の手描きで、只今制作中です。
幼稚園の思い出を画面いっぱいに細かく丁寧に描き、溢れる思いが感じられます。
あーとタイムで心を解き放して自由に思いを描くことが育ってきているのでしょう。
世界中でたった一冊のアルバムです。