幼稚園の窓「こんにちは!」

楽しみな成長

2023.10.27

年長組のドッジボール熱がヒートアップしています。

朝や帰りの時間、活動の合間、少しの時間を見つけては誘い合って楽しんでいます。

女の子に多いですが、ボールが怖くて逃げ回っている中で、最近になって「たのしくて・・・、たのしくて・・・」

ドッジボールの魅力にはまって夢中になり、「やってみて、初めて楽しさを知る」身をもって体験しています。

見ている私たちにもその楽しさが伝わってきます。

そんな様子を見ていたななか先生、昨年はばんび組の先生でしたが、

「年中組の時のあまえんぼうさんだった子たちが、あんなに逞しくボールにむかって・・・・」

大きくなった子どもたちの姿が眩しいようです。

ルールを守り、ボールを回し合い、おともだちとの協力がなんとも言えず嬉しくて、

育ってきている年長組の子どもたちに、ピッタリの競技です。

おまけに杉山学園の姉妹園のわかば第三幼稚園との対戦「わかばカップ・ドッジボール大会」が11月、

「ぜったいに、まけないよ!」「ぜったいに、かつ!」「だいさんようちえん、つよくなったらしいよ」

クラスのリーダー株たちを中心に闘志がひろがっています。

勝敗が全てではありませんが、それを目標にして取り組めるようになった姿にも成長を感じます。

8クラス中の優勝クラスにはトロフィーと、今年から始まった年長組の「バウンティーハンター」のワッペンがもらえます。

今の姿の礎に、年中組があり、子どもたちは成長の階段を着実に一段一段のぼっている・・・・。

「あんなに劇の練習をした後なのに、まだドッジボールをやりたいという子どもたちのエネルギーには驚きます。」と嬉しそうに話す先生、

子どもたちを温かく見守る気持ちが伝わってきます。

どこまで強いチームになれるのか、切磋琢磨している子どもたちです。

 

中坊公平さんの母に学んだ「『絶対的な受容』の心」について書かれた記事から一部抜粋してご紹介します。

「受容」というのは、子育ての大切なキーワードです。

絶対的な受容は、

人の心の底に「自分は守られている」という基本的な信頼感を育むのです。

一人ひとりの子どもたちと先生と結ぶ信頼関係があるからこそ、

メモリーフェスティバルへ向けて頑張っていけるのだと思います。

子どもは強引に育てるものではなく、子ども一人ひとりにその子なりの育ちがある。

その子の歩みを大切にして「船」をこぎ出せば、やがてすてきな力を持ち、子どもたちは育っていく。

 

今日は、お持ちいただいた洋服に衣装をつけて

メモリーフェスティバルの劇やオペレッタ、ダンスを発表し合いました。

本番の日に自信をもって堂々と演じられるように、発表の日まで頑張って楽しく進めていきたいと思います。