楽しみな成長
年長組のドッジボール熱がヒートアップしています。
朝や帰りの時間、活動の合間、少しの時間を見つけては誘い合って楽しんでいます。
女の子に多いですが、ボールが怖くて逃げ回っている中で、最近になって「たのしくて・・・、たのしくて・・・」
ドッジボールの魅力にはまって夢中になり、「やってみて、初めて楽しさを知る」身をもって体験しています。
見ている私たちにもその楽しさが伝わってきます。
そんな様子を見ていたななか先生、昨年はばんび組の先生でしたが、
「年中組の時のあまえんぼうさんだった子たちが、あんなに逞しくボールにむかって・・・・」
大きくなった子どもたちの姿が眩しいようです。
ルールを守り、ボールを回し合い、おともだちとの協力がなんとも言えず嬉しくて、
育ってきている年長組の子どもたちに、ピッタリの競技です。
おまけに杉山学園の姉妹園のわかば第三幼稚園との対戦「わかばカップ・ドッジボール大会」が11月、
「ぜったいに、まけないよ!」「ぜったいに、かつ!」「だいさんようちえん、つよくなったらしいよ」
クラスのリーダー株たちを中心に闘志がひろがっています。
勝敗が全てではありませんが、それを目標にして取り組めるようになった姿にも成長を感じます。
8クラス中の優勝クラスにはトロフィーと、今年から始まった年長組の「バウンティーハンター」のワッペンがもらえます。
今の姿の礎に、年中組があり、子どもたちは成長の階段を着実に一段一段のぼっている・・・・。
「あんなに劇の練習をした後なのに、まだドッジボールをやりたいという子どもたちのエネルギーには驚きます。」と嬉しそうに話す先生、
子どもたちを温かく見守る気持ちが伝わってきます。
どこまで強いチームになれるのか、切磋琢磨している子どもたちです。
中坊公平さんの母に学んだ「『絶対的な受容』の心」について書かれた記事から一部抜粋してご紹介します。
「受容」というのは、子育ての大切なキーワードです。
絶対的な受容は、
人の心の底に「自分は守られている」という基本的な信頼感を育むのです。
一人ひとりの子どもたちと先生と結ぶ信頼関係があるからこそ、
メモリーフェスティバルへ向けて頑張っていけるのだと思います。
子どもは強引に育てるものではなく、子ども一人ひとりにその子なりの育ちがある。
その子の歩みを大切にして「船」をこぎ出せば、やがてすてきな力を持ち、子どもたちは育っていく。
今日は、お持ちいただいた洋服に衣装をつけて
メモリーフェスティバルの劇やオペレッタ、ダンスを発表し合いました。
本番の日に自信をもって堂々と演じられるように、発表の日まで頑張って楽しく進めていきたいと思います。