ナイト☆ゾンビハムスターねずこ
子どもたちが楽しみにしている「ナイトようちえん」も、もうすぐです。
お楽しみの一つは「モンスターハウス」に続く「おばけやしき」で、会場はホールです。
自分たちも楽しみ、かつて経験したように、小さいおともだちと連れ立って入る楽しみもあります。
子どもたちは想像したおばけや小道具を作りましたが、通路を作り、最後の完成は先生たちです。
当日まではホールへの立ち入り禁止でその時までナイショのお部屋です。
☟「ざしきわらし」だそうです
おばけやしきつくりにあたって、何度も何度もせがまれて読んだ絵本は「ゾンビハムスターねずこ」。
初めて絵本を見た時には、「こわいよ~」と言っていた子どもたちでしたが、どんどん楽しくなって、
絵本の中の「つぎのひのよる」のくだりになると、「ねずこぜったいにいるよね、まだいるよ」と、ねずこの登場を待つようになりました。
子どもたちの反応があまりに可愛らしくて、先生たちは大笑い・・・・。ねずこはどんどん大きな存在になりました。
おばけやしきへは保護者のみなさまにも入っていただきますので、キーポイントになる「ゾンビハムスターねずこ」のお話をご存知ないと、「楽しくない、」
そして子どもたちの抱いた思いに寄り添っていただきたいと、おばけやしき入場の際の前知識に絵本をご紹介することにしました。
「ゾンビハムスターねずこ」文 原田たけし・絵 嵯峨山高弘
登場人物はヒカルくんとねずこ
ヒカルくんが飼っていた「ねずこ」と名付けたハムスターが天国に旅立ち、それがこの絵本のはじまりです。
お墓に埋めたはずのハムスターが、ゾンビになってヒカルくんの枕元にでてきました。
「ヒカルくん、そんなにこわがらないで、ヒマワリのタネをどうしてもたべたくて、もらいにきたの」ヒカルくんは思う存分タネをあげました。
また現れました。「ヒカルくん、すいかわりやりたい」と、ねずこ。スイカわりもたのしみました。
またまたねずこが現れて、「おはなのべんきょうがしたい」。
ヒカルくんは花の本をたくさんあげました。その都度ヒカルくんはねずこのねがいを精一杯叶えてあげました。
ねずこが最後に言い残した言葉は「ヒカルくん、ありがとう。わたしうまれかわっても、やっぱりハムスターがいいな。」
「なんでだよ。つぎはもっとながいきできるにんげんになれよ!!」とヒカルくん。・・・・・それっきり現れなくなりました。
ゾンビになってまで、ヒマワリのタネを食べたかったねずこ。スイカわりしたかったねずこ。
「おーーーい、ねずこーーーー。もうやりのこしたことはないのかーーーーー!」
ヒカルくんは、興味のなかった動物の寿命を調べました。そしてつぎのなつ、
ねずこのおはかにいくと、おはかのまわりには、99ほんのたくさんのヒマワリがさいていました。
絵本の冒頭に「ねずみの女の子“ねずこ”が、子どもたちに伝える“命には限りがあること”と“悔いなくド必死で生き抜くこと。」
子どもたちの豊かな感性にねずこがビビッ・・・ときて、ヒカルくんとねずこのやりとりにほのぼのしてきます。
みなさん、99ほんのヒマワリの花言葉をごぞんじですか? ➡➡➡ 「ずっといっしょにいよう」
すてきなはなことばでしょう。
🌻 🌻
ナイトようちえんに向けて、みんなで力を合わせて、意見を出し合って、それぞれが大好きな活動ややりたいことに向かって
取り組んできました。
こどもたちとせんせいの合作「おばけやしき」・・・・みなさんも一緒に楽しんでください。
ひょっとしたら、大好きなねずこがどこかにいるかもしれません・・・・。もし、いたら・・・うれしくなっちゃうね。
おばけやしきを終えて落ち着いたら、天国のねずこさんにみんなで手紙をかいてみようかな・・・と先生たちは考えています。
ほし組のバスケット大好きなあお君がほし組最後の子ども放送局を「・・・・・・ないとようちえんをたのしみにしています。」と立派にアナウンスしてくれました。そして、今日が一学期最後の子ども放送局になりました。
あお君はすいちゃんが生まれて、二人のお兄ちゃんになったばかりです。
年長組のみなさんの子ども放送局は毎日の楽しみでした。「よく頑張ったね!そしてありがとう」