幼稚園の窓「こんにちは!」

白井史子先生&寺井久美子先生

2023.07.13

課外教室「音楽レッスン」でご指導いただいている白井史子先生、わかば第三幼稚園の「音楽レッスン」寺井久美子先生のお二人は普段からリンドンベルというグループを組んで音楽活動をしていらっしゃって尚且つ大の仲良しさんです。 

白井先生のことはレッスンを受けている子ばかりではなく、みんなから親しまれていますが、寺井久美子先生の紹介をしようとすると、

「くみこせんせいーい」と年長さん。 

なんと初対面のはずですが、ツリーリングスで楽しみにしていたそうです。

寺井先生も驚き顔で、とっても嬉しそうでした。

そのお二人が一学期を頑張って過ごしたみなさんに、今日の日のために、わざわざ白井先生ご自身のマリンバを運んでいただき、「ライブハウス23☆リンドンベル」のコンサートを開いてくださいました。

今回は、幼稚園のちゅうりっぷ組から年長組のみなさん、わかば保育園の年長組と年中組のみなさん、み~んなが聴かせていただきました。

コンサートのはじまりです。

みんなが最後まで楽しめるように、自由に感じて自由に表現できるようなプログラムを用意されました。

音楽の原点はたのしい、私も演奏してみたい、・・・興味をもつことから始まります。

マリンバの持つ独特の美しい響きと軽やかなピアノの音が合わさって、カルメンのメドレーから始まりました。

ピアノのソロ演奏では、「88の鍵盤を10本の指で弾くよ」と紹介があり、もっともっとたくさんの指で弾いているように聞こえた・・・子犬のワルツ。

そして、胸を打ったのは、「幼稚園の園歌」すてきな編曲でアンサンブルの調和がなんとも言えませんでした。園歌がクラシックになった・・・・・。

 

クラシック、アニメ曲と続き、生活音の音あてクイズが始まりました。

これには、さすがです。

「ファミリーマートのおと」「けいたいでんわのおと」「おふろがわくおと」・・・・反応の早さに驚きましたが、幅広いジャンルで子どもたちを楽しませていただきました。

最後は、オリンピックでみんなが頑張れるようにと「道化師のギャロップ」を演奏していただき子どもたちにエールを送ってくださいました。

「みんなオリンピックでがんばれそうだ・・・・ね。」

子どもたちは毎朝のクラシックタイムでクラシックに聞きなれ、アニメも大好き・・・・、音楽が流れてくると自然に身体が揺れ、手をたたき、子どもなりの表現で演奏者と一体になって自分が弾いているような気持になれるのかもしれません。

お二人の先生が一生懸命に子どもたちの為に演奏していただいていることが直に伝わり、

子どもたちを囲む環境にありがたいと、感謝の気持ちが込み上げてきます。

けんせい君が「18日、おばけやしきにみんなをしょうたいするよ!」と、「ナイトようちえん」のお話をしてくれました。

💞白井史子先生から年長組さんへ「ミニ講座」・・・・。

ご持参いただいたマリンバのおはなし

「サラマンカのぶたいにあるパイプオルガンをみんなしっているでしょう。

あのパイプオルガンは多治見のつじさんがつくられましたね。そしてね、

このマリンバも多治見の方が300台作られて、これはその一台です。

一人のしょくにんさんが「て」で一つ一つつくられるのですよ。

そしてパイプオルガンと同じように、パイプがあるでしょう。

そこからきこえてくるんですよ。

実際に3本の鍵盤を盤から外してマレットで叩いてみられましたが、音が全然聞こえてきませんでした。子どもたちの疑問にも答えていただきました。

不思議の目はどんどん広がっていくね・・・。

※お二人のお揃いのTシャツは、「年中組のまいTシャツがいいな」と、ご自分でト音記号を描かれたのだそうです。すてきですね。

 

幼い子どもたちがであう環境は幅が狭いです。

新しい環境にであうには、周りの人の力が必要です。

それは親さんが準備されたり、出かけて行ってはじめてであうことができるのです。

子どもたち一人ひとりはたくさんの可能性の芽を、もっています。

運動の芽、創作の芽、音楽の芽、遊びの芽、考える芽、・・・・。

私たちは子どもたちにたくさんのものにであわせてあげたいという強い思いがあり、たとえそれが実らなくても、すれちがいに終わってしまっても、構わないのです。

ですが、であった時に「こんなに楽しい世界があるんだ、こんな面白いものがあるんだ」と、感じてくれたなら、それだけでいいんです。

もし触発されてその芽に火がつくことがあるかもしれませんが、

それも嬉しいですが、それが目当てではありません。

そんな楽しみを子どもたちに・・・・・これからもどんどん新しいことにであってほしいと思います。