幼稚園の窓「こんにちは!」

お味噌作ったよ。

2023.07.10

体験学習として「味噌作り」を年長組のみなさんが挑戦しました。

体験学習ができるほどに成長している年長さんです。

お味噌は私たち日本人の食卓には欠かせられない食品の一つですが、

出来上がったお味噌しか見たことのない子どもたちは、興味深く今日の日をとても楽しみにして迎えました。

明治10年創業、人に例えると146歳になる老舗「芋慶さん」のご当主木方さんが材料一式持って幼稚園に来ていただき

お味噌作りをご指導いただきます。なんと、そら組のりりかちゃんは、先週ママと一緒に芋慶さんに行かれたそうです。

それでは、これから味噌作りのはじまりです。

原料を回して見せていただくのですが、鼻を利かせて一生懸命に匂いを嗅ごうとする子どもたち。

大豆の匂いは・・・

 

 

お味噌には、主に米みそ・豆みそ・麦みそがあって、今日は「米みそ」です。

これは、米麹です。

準備するものは、蒸した大豆・米麴・塩水です。手にビニール袋、頭にキャップ、顔にマスクと完全防備をして、・・・・。

工程はとてもシンプルで、潰す・こねる・丸めるはおだんご作りで子どもたちの得意とするところです。

 

 

 

 因みにまきこ先生はお家で「豆みそ」を作っているのだそうです。混ぜた感触は「米みそ」よりずっと硬いそうです。

「豆みそ」はこの地方が産地で大豆のみで作られています。

 

 

丸めたお団子はみんな合わせて桶へ、そして重しを載せて。重しもお味噌の量で計量されているそうです。とっても繊細な作業です。

いよいよ最終段階として発酵です・・・・発酵は芋慶さんの大事なお蔵で寝かせていただきます。

「どこにおいておくのですか?」「どのくらいでできあがるのですか?」と、子どもたちが質問をしてくれました。

工程の一つ一つを丁寧に指導いただき、最後の質問にもわかりやすく答えてくださいました。

最後にお持ちいただいたお味噌を使ってお味噌汁を作っていただきみんなで味わい深く頂戴しました。

そのお味のいいこと・・・お出しにサバなどが入っているそうで、具なしでも十分に美味しかったです。

みなさんが卒園を迎える3月頃に出来上がるそうです。

お豆から作ったお味噌の完成は楽しみです。

卒園という別れの時期を思うと、なんとも言えない気持ちになりますが、

これからの8カ月、みなさんはどれくら成長するのでしょうか? それに合わせてお味噌も出来上がるのですね。

最後に桶に向かって「おいしくな~れ、おいしくな~れ」とパワーを唱えて、芋慶さんにお別れしました。

 

 身近なことに興味を持つことは大事なことです。そして実際に体験できる機会は貴重です。

お味噌一つにもたくさんの人の手や材料や工程を経てやっとできあがるということを学ぶ機会になったと思います。

最初から最後まで丁寧に教えて頂いた「芋慶さん」ありがとうございました。

お味噌汁とっても美味しかったです。きっとみなさんももっともっとお味噌汁が大すきになりそうです。

💞

「「こどもフェスティバル」を楽しみにしています。」と、お迎えの際にお声をかけてくださいます。

できれば、6年生までの方をお呼びしたかったのですが、「こどもフェスティバル」の経験のない卒園生に限らせていただきました。

12日で締め切らせていただきますが、今日現在のお申し込みが227名です。

給食袋のご持参はお願いしてありませんが、昼食をみんなでいただいて解散の予定です。

懐かしく、そして再び幼稚園に戻りたくなるような❓楽しい会にしたいと、準備をはじめています。