たいせつな出会い partⅡ
幼稚園の母体は本願寺派の順勝寺ですが、そのお寺を支えていただいている檀家さんのご厚意をいただき、年長組の「田んぼの泥あそび」です。
悪天候で延期も快諾いただき、その分田植えも延びてしまうわけですが、お日様が照る絶好のどろんこ遊び日和の今日、やっと実現できました。
先生たちも今日の日をとっても楽しみにしていました。朝からバッチリ、入水できるように準備を整えての出勤です。
バスに乗って着いた先は、岐南町立岐南中学校です。丁度中学校の前にその水田があります。
中学校のシャワー室と更衣室をお借りし、みなさんのご協力のお陰でできることです。
3つのお約束以外はなんでもありの遊び場です。
本来田んぼは米つくりの場所であり遊ぶ場所ではありませんが、深みがなく、目が届く広さで子どもたちが自由に泥と戯れることができる格好の場所です。
そして田植え前のこの時期にしかできないことです。
日頃から園庭での泥あそびが慣れている子どもたちですが、足の膝まですっぽり入ってしまう泥あそびは初めての経験で、「さて、はじめよう!」とする姿も様々です。
一目散に入っていける子、行きたいけれどちょっと不安な子、はじめっから入るの嫌だと躊躇する子、おともだちの姿につられて入っていけた子もありましたが、
とにかく無理強いはしないで楽しみましたが、全員のみんなが初めは入ってみました。
田んぼの中は歩くのも走るのも足をとられてスムーズにはいきません。
「どろはねばねばだったよ」「ヌルっとしていたよ」「ぬるぬるがきもちよかった」「きもちがわるかったけど、たのしくなってきた」「さいしょはいるのがこわかった」
「あしがはまってしまって上手くあるけないし、あしがうまってしまったよ」
「どろがきもちよかった」
「したがみえなかったから、いつものみちじゃない、ふしぎなかんじがしたよ」
「かえるやあめんぼをつかまえてたのしかったよ。オタマジャクシもみつけたけど、あしがはまってしまってうまくつかまられなかったよ」「みんなで『よーいドン』のかけっこのきょうそうがたのしかったよ」と、おどろきの発見やうれしい発見をした子どもたちです。
田んぼでスイスイ泳ぐ子もいて、「たのしかったなぁ・・・」と本当に楽しそうでした。
経験のあるなし、普段の遊び方で、子どもたちの姿もまちまちで「たのしかった」子と「不安だった」子に二分しましたが、幼稚園での泥あそびも活発になっていきそうな予感がします。
そして得意な子は、水中で泳ぐ大きなかえるや土手で飛び跳ねるかえるをたくさん捕まえて、幼稚園のはぐもの仲間に加わりました。
初めてのことをやろうとする大きな勇気、そして体験してみて感じることやわかること、やってみなければ分からないこともいっぱいあります・・・・。「だんだん楽しくなったよ、」と言ってくれた子もありました。怖がらずに「やってみようかな」の気持ちを感じてくれたなら・・・・うれしいです。
今日もみなさんの温かいご協力をいただき「たいせつなであい」を心に残してくれたことと思います。
汚れも気にしないでいつも遊べるのは、ご理解いただいている皆様のおかげです。
今日はお風呂で十分に身体を洗い流してあげてください。