ののさま、こんにちは!
💞ののさまの御開帳
幼稚園のホールにある「ののさま」に会える日を月に一度、ののさまを身近に感じて欲しいという気持ちではじめることにしました。
日と時間帯を定めて自由に出入りしておまいりできるように、その日は「こころのひ」。
11月30日、「こころのひ」初めの一歩を踏み出しました。
はじめに、「ののさま」の歌をみんなで合唱しました。年少さんから年長さんまでみんなが揃って歌う姿にまず!です。そしてその歌声に感動しました。
日々の積みかさねが生んだ賜物です。
🎵の~んのののさまほとけさま わたしのすきなかあさまの おむねのように や~んわりとだかれてみたい ほとけさま
🎵の~んのののさまほとけさま わたしのすきなとうさまの おててのように しっかりとすがってみたい ほとけさま
🎵の~んのののさまほとけさま みあかしあげておがむとき おすがたみえてきらきらと ごこうのひかるほとけさま
(年長組は毎日3番まで歌っています)
はじめるにあたって順勝寺の住職令耕先生にお話をしていただきました。
「私はお坊さんです。お坊さんはののさまについてお話しする人、伝える人です。
お話する人のお顔を目で見て、耳で聴いて、心で感じてください。」
「ののさまは目には見えないふしぎな存在ですよ」「目に見えない大切なものって他にあるかな?」
子どもたちは口々に「でんき」「くうき」・・・。
「そうだね、それもあるね。そしてかぜもあるね、太陽はみえてもおひさまの光はみえないね」「おとうさんやおかあさんのあいじょうも目にはみえないね」
「ののさまのすがたは見えないけれど、だけどね、みんなのこと一人ひとりをみているんだよ」
「ののさまは、右手を掲げて指はオッケーの形をしているね」これは「ひとりひとりはみんなちがう存在、みんなのがんばっている姿はそのままでいいんだよと、言ってくださっているんだよ。」
「『左手はお皿のように手をひらいているね』これはね、『みんなのことを救ってくださる』ということだよ」
「ののさまは嬉しい時は一緒によろこび、寂しい時はそばにいてくれる、心のささえになってくださる存在だよ」
最後に「こころの日にののさまにあいにきてください。ののさまは『なむあみだぶつ』と挨拶されることがだいすきなんだよ。ののさまに挨拶をして、嬉しいことや寂しいことや頑張りたいことを報告して、『みまもっていてね、おうえんしてね』とお話してください。」と結ばれました。
恩徳讃の流れる中をみんなで「なむあみだぶつ」と三回唱えて、礼拝をしました。
終えて
はなちゃんは「ののさまっていいひとだなぁって思ったよ」
けいきくんは「ののさまと毎日おはなししたいな」
ゆうせいくんは「ののさまってちかくにいるんだな」
なーちゃんは「ののさまだいすき、だってなんでもおっけーしてくれる」
どんな道のりになるのか先は分かりませんが、ののさまとみんながおともだちになれたらいいな、「おまいりにいこう」と思ってもらえたらいいな、
始めは先生と一緒が必要かもしれないけれど、いずれは子どもたちが誘い合って子どもたちだけでおまいりできたら・・・・と思います。
こころのひを通して、「目に見えなくても大事なものがあるんだよ」それは「やさしいこころ」であったり、「ありがとうのきもち」であったり、「ふしぎ」であったり、色々な気づきにつながっていくことを楽しみにしたいと思います。
「こころのひ」今月は5日を予定しています。
💞 静岡県裾野市で起きた「一歳児への虐待事件」
保育士三人による悲惨な虐待が発覚しました。その状況は想像だにできないものです。
意志が伝えにくい純真無垢な幼いお子さんを預かる暖かい場所であるはずが、「しつけ」と称して、恐怖心を煽るような行為は許しがたく信じられないばかりか憤りを感じます。
かけがえのない命を預かり育む私たちの使命を大事にしていきます。