幼稚園の窓「こんにちは!」

5月2日

2022.05.02

宮島康広先生

「恵まれない環境で育ち窃盗などを繰り返した教え子から、その子が唯一心を許せたのは、『丸ごと僕を受け止めてくれた幼稚園の先生であった』そして『宮島先生は生涯僕の教頭先生』と言ってくれたこと。また、ある子は、万引きした自分を否定せず、認めてくれた先生に心を開くことができた。」と長年の経験の中で得られた事例でお話いただきました。そして終始教え子に対する宮島先生の深い愛情を感じました。

「幼稚園の先生という仕事は、卒園後が分かりにくく、見えにくいところもあるけれど確実に子どもの未来につながるとても大事な仕事です。

幼稚園の中で生活していて、見えているものが全てではない、たとえ一つでも楽しい経験や嬉しい経験をしてその積み重ねがいつかその子の花開くときがくるということを意識して欲しい。

今日の講演で、

子どもに心を向かわせてくれる先生が一人でも誕生してくれたなら、先生の持っている愛情が一人でも多くの子どもたちに届くようになったのなら、今日この機会を与えてもらえたことに感謝したい。」と締めくくられ、熱い思いに溢れる貴重な時間でした。

4月、皆さんと新たな出会いをして、新しいクラスで一年を過ごし始めています。

「あの時は、これでよかったのか?」「今、大事にしたいことや伝えていきたいことをどう形にしていこうか?」など・・・・・迷うことも多いですが、

原点に返って人間的な資質を愛情を持ってしっかり育てていきたい、子どもたち一人ひとりの今を大事にしていきたい、と改めて心に刻みあいました。

また、いつも感じるのは、幼稚園の先生たちへの温かい労りや励ましです。

その気持ちは先生たちにも届き、理解されているという気持ちが明日への大きな力になっています。

 

時を同じくして、特別支援で4年間、小学校で特別支援学級、支援コーディネーターとして14年間の経験から得たことを全国の保護者と共有したいと、41歳で退職しフリーランス教師の道を歩み始められたM先生の記事を読みました。

「『私と出逢うことで、たくさんの大人が心地よい人生を歩み、その大人たちと接した子どもたちが『こんな大人になりたい!』『生きるって楽しい!未来も楽しみ!』とワクワクする、そんな未来像を描いています」。

 

子どもの日を前に

久しぶりに広がる青空に恵まれた今日、「こいのぼりキッズ」で大きくなったみなさんをお祝いしました。

「大きくなったね、大きくなって嬉しいね」  笑顔がいっぱい・・・・。

 

「私はねずこ!」魔法のリストバンドを見せてくれました。パウ・パトロールのチェイス。かっこいいでしょ!朝はちょっぴりママが恋しかったけれど、魔法のお面をつけてとってもいい笑顔を見せてくれました。ぐるりと回して ぱっ!からだいっぱいにぱっ!思わず跳ね上がったこいのぼりキッズもいたよ。のりのりで踊る子、じっと様子をうかがう子。感じ方、楽しみ方はいろいろあっていいんだよ。

今日の給食にはこどもの日を祝って柏餅をいただきました。

「あんこがハートになったよ!」かぶとをかぶっていいお顔。

大きく育ったみなさんへ、お家でも楽しい「子どもの日」を過ごしてください。

「22年☆こいのぼりフェスティバル」の日には魔法のちからを身につけて元気に登園してください。

待っていますよ。