わかばカフェ☆初日
今日は今年のわかばカフェの一回目です。
子どもたちの心が通い子どもたちの声が届くようなところが少しでもあればいいなと頭に描き、
「みんなのことを知りたい」
「みんなにわたしのことを知ってもらいたい」がわかばカフェのモットーです。
昨年のことを思い出します。
子どもたちとのお話が続かないようであれば、難しければ途中で止めてもよいと深く考えないではじめました。
そして縁の薄い応接間でしかもクラスの先生がいなくて、私と子どもたち3人の環境で、子どもたちの不安と緊張が伝わってくる中で迎えたことを思い出します。
ですが、考えていた以上に子どもたちがお話をしてくれたことには
驚きました。日常生活に仲間入りができ、距離が少しずつ縮んでいくことを実感しました。
忘れられないことの一つにこんなことがありました。
それは、3人のはずのわかばカフェに4人が入室してきました。
自己紹介を始めると、「ばんび組の・・・・」と、堂々と自己紹介。
年長組の子たちや私も・・・・びっくりぎょうてん・・・。
あの時のあさひ君の澄ました顔は今でも忘れられません。
折角だからと4人ではじめ違和感なく終えることができました。これも優しい年長さんのおかげです。
家に帰って、あさひ君がお母さんに「きょう、ぼくね、わかばかふぇにいってきたんだよ」と、とっても自慢そうにお話ししたそうです。
それ以後、あさひ君と私の2人のヒミツになりました。
今年になってあさひ君に、「今度はほんものだよ!」とサインを送ったら、「にっ」と笑い返してくれました。
考えていた以上に距離が縮んでいくことを
実感できた昨年のわかばカフェでした。
さて今日の一回目のお客様は3人の女子、午後は2人の男の子と1人の女の子、「まえからたのしみにしていたよ」会うなりそう言ってくれました。
初めて始めることではないことが、子どもたちに大きな安心感があるようです。
「せんせい、まだ3時のおやつじゃないのに、たべるの?」
「えんちょうせんせいは、ねんしょうとかねんちゅうとかねんちょうとかのくらすのせんせいになったことは、ありますか?」と聞かれました。
「せんせいはね、せんせいになるお勉強はしたけれど、残念ながらないよ。」
「きょうね、あーとたいむでえのぐがたのしかったよ、せんせいが『すごいね』って言ってくれたよ」
「ぼくたちがいく、しょうがっこうには、うさぎがいるんだよ」話が止まりません。
そして
「ねんちょうさんになって、なにがたのしみ?」と聞くと、
一斉に「こてき」・・・。
「あたらしいことがはじまるけれど、いやだとおもわないでがんばってみようね、そして『いやだという子がいたら、・・・・』といいかけると『いっしょにやろうよ』というね。」と言ってくれました。
聞いてほしい気持ちがいっぱいで、嬉しいことに私への親しみを強く感じました。
みなさんとの関りが少ないだろうと思われる立場の園長として大変励みになります。
3月に見送った年長さんと違って、年長さんになったばかりの子どもたちは、まだまだ幼く可愛いです。
幼稚園の中で一番大きいお兄さんやお姉さんとして経験することも沢山あるけれど、楽しみを持って臨んでいってくれることを願いたいです。
そしてこれからの一年間、子どもたちの伸びる心と体の成長がとっても楽しみです。
食べ終わったあとのお行儀のよいフォークに、感心してしまいました。
これからも沢山お話していこうね。