花まつり
5月15日 園内花まつりを行いました。
花まつりってなあに?
花まつりは4月8日のお釈迦さまの誕生日をお祝いする行事です。お釈迦様はインドで仏教を開いた方です。
お釈迦様にまつわるお話に真っ白なぞうさんが出てきます。このお話はまた後で・・・
4、5、6月生まれのこどもたちが白いぞうさんを引っ張ります。手綱を掴むと綱引きが始まりそうな雰囲気です。まだかなまだかなとわくわくして待っていました。
年長、年中のこどもたちが真っ白なぞうさんと一緒に幼稚園のまわりを練り歩きました。
あらじん組さん「きれいなお花がたくさん咲いているね。」「白いぞうさん やさしいおめめしてるね。」
こどもの目の高さで見るとこんな感じだよ。とても大きいね。
お釈迦様と同じポーズをしてみよう!
ぞうさんのトンネルだね。「どうしてぞうさんだけなの?ライオンはいないの?」とようこ先生にきいているこそうちゃんの声が聞こえてきたよ。
順勝寺の住職の令耕先生にお越しいただきました。「さっきはみんな白いぞうさんを引っ張ってきたね。花まつりは白いぞうさんとパレードしたり、お釈迦様の銅像に甘茶をかけてお参りしたりしてお釈迦様のお誕生日をお祝いするんだよ。」年長さんが花まつりの歌と恩徳讃を歌いました。きれいな声がホールいっぱいに響き、年中さんが聴き入っていました。
みんなで手を合わせて「なもあみだぶつ」と3回唱えて礼拝しました。『ののさまいつもありがとうございます。』
令耕先生がお釈迦様の話をしてくださいました。「お釈迦様はお花がたくさん咲いているところで生まれ、その時9頭の竜が天から注いだ甘い雨で体を洗われました。お釈迦様はそれからすぐに7歩歩いて右手は天、左手は地を指して、「天上天下唯我独尊」と唱えられました。みんな天と地の間には何があると思う? そう、人がいるね。みんなはこの世にたった一つの存在だから、自分のことを大好きになってね。年長のみんなは去年『みんなちがってみんないい』という素敵な歌を歌ったよね。この歌を作った人もお釈迦様の話を聞いてこの歌を作ろうと思ったんだって。」
2人の友達が令耕先生に質問しました。
あおくん 「どうして『なもあみだぶつ』とお参りするのですか?」
2人の質問に令耕先生が丁寧に答えてくださいました。
「なもあみだぶつ」の“なも”はありがとうという意味で“あみだ”は名前だよ。「あみださまありがとう」あみださまはののさまのことだよ。OKマークをしているのがののさま。天と地を指さしているのがお釈迦様だよ。
お釈迦様のお母さんが真っ白いぞうさんがおなかにすうっと入ってくる夢を見たそうです。それからおなかにお釈迦様を宿したことがわかったことから白いぞうさんがお釈迦様を運んできたと言い伝えられているんだよ。
続いて年長組のこどもたちがきれいな花御堂の中のお釈迦様像に甘茶をかけてお参りしました。
お釈迦様お誕生日おめでとうございますの気持ちを込めて「なもあみだぶつ なもあみだぶつ なもあみだぶつ」と唱えて深々と拝んでいました。
こどもたちは年中の時に経験したことを憶えており、一人で自信を持って行っていました。どの子も穏やかな優しい表情でした。
こどもたちも甘茶をいただく前ににおいを嗅いでみました。
どんなにおいがしたかな?「なんか変なにおいがするよ!」
「おいもが焦げたようなにおい。」
味はどうかな?「おいしかったよ!」とおかわりする子もいました。
幼稚園のおともだちみんなで花まつりを行いました。
「みんなはたった一人の大事な存在だから自分のことを大好きになってね。」
の令耕先生のお話がお釈迦様のポーズとともに心で感じることができましたね。
「こころのひ」で手を合わせることもしっかりできるようになっているみなさんです。今月は「花まつり」と合わせておまいりしました。