幼稚園からのお知らせ

年中組☆どこでもドア

2022.05.31

5月30日 年中組さんの『どこでもドア』の日です。
朝登園途中のバスの中でも「今日は長ズボンはいてきたよ。」「どこに行くのかな?」とウキウキワクワクの様子のこどもたちでした。

ながら川ふれあいの森に到着です。むらさきかたばみのかわいい花が出迎えてくれています。

散歩中のともか先生が幼稚園のバスを見かけて立ち寄ってくれました。
「ともか先生のおなかにすいかが入っているんだよ。」「メロンじゃない?」なんて言う先生たちに「あかちゃんがいるんだよね。」とつっこみを入れていました。見上げると大きな木がいっぱい!葉っぱがおひさまの光をいっぱい浴びてきらきらしています。みんなのいるところはおひさまの光がさえぎられて少し薄暗くなっています。なんだか少し怖いなと感じる子もいましたが、いろいろな鳥の声を聞いて「とりさん、何話しているのかな?」「おなかがすいたよって言ってるよ。」「こっちにおいしそうな虫さんがいるよと教えているんじゃない?」と楽しそうに話していました。

あきこ先生と園長先生と3つの約束をしました。1.ペアの友達を手をつないで歩くよ 2.一人で勝手に遠くに行かないよ 3.へびや蜂、背中の赤い蜘蛛にはさわらない  

早速探検に出発!「これ、へびイチゴっていうんだよ!」

「赤くてかわいい!」「かわいいのに何でへびなんてついているのかな?」「なんでだろうね。」
名前の由来はへびがいるようなところに生息していることやイチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説あります。黄緑や緑色の葉っぱの絨毯にへびイチゴの赤色とドクダミの白い花が映えてとてもきれいだね。

「へびイチゴ一緒だね!」友達と体験を共有してうきうきわくわくとびっきりの笑顔を見せてくれました。

「おいしそう!食べられるのかな?」

「軍手にひっついた!」

いくつもへびイチゴを摘んでそっと持っていた手を広げてみると、「あっへびイチゴつぶれて軍手が赤くなったよ。」「どんぐりみつけたよ!」いろいろな発見がいっぱいだね。森林を散策するのって楽しいね。

水が流れる音が聞こえてきて石段を上ると池に辿り着きました。

「あそこあそこ!」みんなの視線の先は池の上・・・もりあおがえるのたまごなんだそう。「森に住んでいるかえるで、木の上で泡に包まれたたまごを産むよ。泡の中でおたまじゃくしが生まれ雨が降ると落ちてくるよ。池にはいもりなどが住んでいてそのたまごを狙っているのだ」と園で令耕先生に教えていただきました。緑といってもいろいろな植物がいっぱい。中学の理科に出てきたシダ植物も。ちょっぴり疲れてきたかな。頑張って!薬木の広場まであと少しだよ。上り坂下り坂頑張って歩いてきたね。飲むゼリーで休憩タイム🎵

エネルギーをチャージしてまたまた元気いっぱいのこどもたち。短い時間でしたが薬木の広場で好きなことを見つけて遊びました。あきこ先生が木に登ると・・・
「木が折れると大変!」って、みんなでせっせと枝を運んでつっかえ棒にしていました。女王アリとはたらきアリを見ているようでなんともおもしろかったです。 「ぼくものぼってみよう!」ぼく力持ちでしょ!みんなで木登り楽しいね。たんぽぽ見つけたよ。あずさ先生が作るのを楽しそうに見ていたよ。シロツメクサの指輪をプレゼントされてとってもうれしかったね。「ちょうちょまってー!」「あー重かった!」「もっともっと木を運ぶよ。」カナヘビを素手で捕まえるあきこ先生。さすがですね。興味津々なありす組さん。あきこ先生が「はい、ななか先生!」とカナヘビを差し出すと「私だめなんですー。」 
今は触れないかもしれませんが一年後、あきこ先生に感化されてこどもたちと共に大きな成長を見せてくれることに期待していますね。ななか先生のばんび組さんはどうかな?キャーと悲鳴を上げて大騒ぎ。かなへびが怖くて一番遠くに逃げって行ったのだあれ?
「楽しかったよ。」「また来たいな!」と嬉しそうに帰路につきました。

幼稚園に帰ってきてから早速図鑑で調べたよと園長先生に教えてくれました。『どこでもドア』でふしぎ発見したこどもたちはYouTubeでももりあおがえるの産卵を見ていたよ。「こんなふうにたまごからおたまじゃくしが落ちるんだね。」

『どこでもドア』で目、耳、手、心、五感をフルに使ってふしぎ発見をしたこどもたち。
楽しいな!うれしいな!の表情がたくさん見られて、先生たちもうれしかったよ。
みんなと体験したこと感じたことは大きな大きな宝物だね。
年中さんになってまだ2カ月がですが、随分逞しさが感じられるようになりました。