2回目のわかばカフェ
トントントン、もういいですか?
みんなが あたらしい扉を開ける準備を始めています。
泣きべそだった子も 甘えん坊だった子も
ひとりでできなかったことが できるようになり
そして できることがふえて
こころもからだも 大きくなって
新しい階段を上がる準備をたのしんでいます。
トントントン、もうすぐですよ。
朝、自由あそびのこどもたちです。おままごとをしたり絵本を読んだり、オセロゲームをしたり・・・好きなあそびを見つけるこどもたちです。
3学期から年少組さんの当番活動がはじまりました。始めたばかりの頃は先生と一緒でしたが、今は子どもたちが独り立ち、それもとっても大きな声で出欠席者の報告をしてくれます。
今日は2月2日。
年長組のみなさんと2回目の「わかばカフェ」ゆき組8人のみなさんがトップバッターです。
装いも新たに今回は絨毯の上でまあるい座卓を囲んで行います。
教務の先生たちが子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら準備をしてくれました。
壁には年少さんの時、年中さんの時、年長さんの時、可愛い写真の展示がしてあります。
幼い頃の写真はみんなにちからづよいエールを送ってくれます。
写真の中の自分を探して照れ笑い、写真の中のおともだちを探して大笑い。
子どもたちは、おともだちが宝物のようです。
大きくなったみなさんと今回は会議室で行います。
「今日はちょっとふかいおはなしをするよ。じぶんのおもったことやかんがえたことをおはなししてね。」
「ふかいってこういうこと?」手をおおきくひろげてみせてくれました。「そうだよ、かんがえておはなししてね」
「おとこのこにうまれてよかったとおもうことある?」
「うん、あるよ。おともだちがたくさんいるから・・・おとこのこにうまれてよかったよ。」ゆうまくん
「わたしはおんなのこでよかった」あやなちゃん
「おんなのこだって、おともだちがたくさんいるよね」というと、
「ぼくたちのくらすは、おんなのこが9人でおとこのこが16人。みほせんせいをいれると10人だけど、たくさんのおともだちがいるからおとこのこでよかった。そしてね、おとこのこはちからもちだよ。タックルもできるよ。」
「なるほど・・・」
「みんなはどうしてそつえんするの?」「もうべんきょうしなければいけないから」
「なるほど・・・」思わぬ発想で答えを出す子どもたちが、「これ、あってる?」と聞きました。
「今日のお話には正しいか正しくないかはないんだよ。みんなが思ったことや考えたことがせいかいなんだよ」
「じぶんのきもちやかんがえたことをいえることがだいじだよ」
「みんなはどんなおとなになりたい?」
「イケメン」「やさしいおとなになりたい」「やさしいおとなってどんなおとな?」「ひとをまもってあげる」
「ようちえんのおもいではいっぱいあるけど、『わかばカフェ』はたのしかったよ!
気遣いができるほどに成長している子どもたちです。
「ぼくね、おおきくなったらえんちょうせんせいみたいになりたいよ」。
「えんちょうせんせいって、どうして?」とおもわずきいたら、
「ようちえんでいちばんおばあちゃん」・・・・
「そうだよね、ようちえんでいちばんおばあちゃんだよね。」
今日はいろいろなお喋りをしました。
口々に思ったことが言える年長さんとのお喋りはとっても楽しい、そして一人前のお話に驚きもありました。
今回もジュースとお菓子付のわかばカフェでしたが、お菓子に気をとられてお喋りが中断してしまうことがありました。前回と違って子どもたちとの間が近い関係になっている今、リラックス手段としてのお菓子は不要かな?・・・・・。
子どもたちにそして私の心に残る「わかばカフェ」のオープンです。
この頃、子どもたちが思いがけないところでやさしい言葉をかけてくれます。
昨日も、階段のすれ違い様に「あいしてるよ」と言われてしまいました。
子どもたちが充実した毎日を暮らしているから出る言葉なんだと思います。
ありがとう、そしてうれしいです・・・・。