わかばオリンピックに向けて ③
わかばオリンピックまで、いよいよカウントダウンのはじまりです。
その日が近づく楽しみとは別に心配なことがあります。それは、園児たちのコロナ感染です。
先週末から「体調が悪く検査をします」などの連絡が入るようになりました。
現在クラス休業は2クラスで感染者は10名前後です。
これまでみんなの力を一つにして取り組んできた子どもたちの一生懸命な姿を見てきただけに
一人でも参加ができなくなることが残念でたまりません。
今年の夏の甲子園野球大会では、3年ぶりに一般観客を入れて開催されました。
しかしコロナ感染で突然の降板を余儀なくされた選手や出場できなかった高校もありました。
最後の決勝戦で優勝を果たした仙台育英高校の監督の挨拶に忘れられないほどの感動を覚えました。
「コロナウイルスの感染が広がった2020年の春に入学、
「入学どころか中学校の卒業式もちゃんとできなくて、僕たちの過ごしてきた高校生活とは違う。
青春って密なのに『ダメだ、ダメだ』と言われて、どこかでいつも止まってしまうような苦しいなかで、あきらめないでやってくれたこと、・・・・・全ての高校生の努力の賜物」
と全国の選手たちにエールを送り、気持ちを語った挨拶でした。
その挨拶に幼稚園の子どもたちに重ね合わ、胸がジーンとなりました。
思えば年長組のみなさんも3年前の入園の春、コロナウイルス感染が急速な広がりを見せ、入園式もままならず、幼稚園休業というかつてない事態になりました。
それは幼稚園ばかりではなく、学校関係全てのことでした。
あれからの日々はコロナ感染の広がりを少しでも止めるべく、必要に迫られ自由登園、クラス休業、幼稚園休業などの措置をしてきました。
慣れないマスクも今ではお顔の一部分になってしまい、おともだち同士でマスクのチェックをする姿を見るようになりました。
地球の長い歴史において感染症は幾度となく流行を繰り返しています。
私たちは、このコロナ禍にも子どもたちの喜びや楽しさを大切に、幼稚園時代の夢を奪わないよう、知恵と工夫で形や方法を変えてでも経験を大切にして、乗り越えていきたいと改めて思っています。
わかばオリンピックまであと6日です。感染対策をしっかりして過ごしてまいります。
ご本人ばかりではなく体調に異変のあるご家族がいらっしゃった場合には、どうぞお休みをしていただきますようにお願いいたします。
どうか、宜しくお願いいたします。