あいたかったよ。
8月の夏期保育がはじまりました。
日に焼けた子どもたちのお顔から過ごした夏の思い出がこぼれてきそうです。
ひまわりは、暑さにくたっとなりながらも必死に咲いて
今日の日をどんなにか心待ちにしていたことでしょう。
「あいたかったよ、まっていたよ」みなさんを迎えているように感じられます。
夏休みの間に一つ大きくなったおともだちがピカピカの冠を被って大集合しました。
「うれしいね、おめでとう!」
「子どものころの記憶は、写さなかった写真のようなものである」と、向田邦子さんのエッセイを読んだことがあります。
普段はどこにどうしまってあるのか見当もつかないのに、ふとしたはずみで焦点が合うと、ポラロイド・カメラのように瞬間に現像焼付けされて目の裏に一枚ずつ出てくる・・・・。
楽しいことも、悲しいことも、何かのきっかけで同じ引き出しから飛び出してくるのだそうです。
今年もたくさんの思い出が心のポラロイドに収められたことと思います。
夏ならではのたくさんの経験や体験が子どもたちの心に栄養となり、血や肉となって
逞しさを加えていってくれることと思います。
思い出が絵に・・・・「たのしかったんだね」
💛 💛 💛
先月20日、終了の日を自由登園の日とし、夏期登園日の日程変更をさせていただきました。
今日から8月の夏期登園がはじまりました。
ご予定もあったかと思いますが、急なことにも関わらずご理解をいただきありがとうございました。
懐かしいおともだちや先生との対面に、はにかんだり再会を喜んだり、とっても可愛いかったです。
みなさんが集まって、元気のよい声が木霊し幼稚園も普段の活気を取り戻しました。
久しぶりに見る植物の成長や実りつつある稲に驚きがいっぱいです。
心配なコロナウイルスは減るどころか、過去最多の記録を更新しています。
このような状況下で始まった幼稚園の生活ですが、外あそびを年次ごとにしたり、知恵や工夫を働かせ子どもたちの生活を大事に見守っていきたいと考えています。
9月には、「わかばオリンピック」、14日はエプロン座の「出前人形劇」、16日は「サラマンカホール・コンサート」など楽しいことがいっぱいです。
皆様のご協力とご理解をいただき、この難局を乗り切り、「ワクワクのきもちやドキドキのきもち」を心に蓄えていきたいと思います。
久しぶりの登園に、ないと幼稚園のよろこびを連絡帳にお書きいただいた方もありました。
楽しかった「ないと幼稚園」も今では懐かしい思い出になりました。
❤ ワクワクやドキドキの感情
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。~レイチェル・カーソン~
ワクワクする体験は特別なことでなくても身近なことに興味を持ったり関心をもったりすることによって生まれてきます。
その中に遊びが生まれ、没頭して遊ぶ中で学びを得ると新たなワクワクやドキドキが派生して生まれてきます。
それには子どもたちと同じものを同じように見る大人がいることが大事です。共感してくれる大人が少なくとも一人は傍にいることが大事です。
子どもたちと一緒に発見し、その感動を分かち合いたいと思っています。
残念なことに多くの大人が大人になる前にワクワクやドキドキの感情を失ってしまっているそうですが、私たちは子どもたちといつも一緒に、ワクワク・ドキドキ・・・・・。
それでは、22日の月曜日、みなさん元気に登園してください。待っています。