幼稚園の窓「こんにちは!」

おかあさんの愛情

2021.11.26

私たちが購読している本に「まことの保育」があります。これは「仏を敬う心」や「いのちの尊さ」を子どもたちに伝え育むことを目途とした保育連盟から出版されている月刊誌です。今日はその中に書かれた記事をお伝えしたいと思います。

 

「いのちの尊さ」を思うとき、「ぞうさん」を歌います。

ぞうさんが仲間の動物から「どうしてお前の鼻はそんなに長いんだ」とからかわれます。ぞうさんはへこまず「僕のお母さんも長いんだぞ」と胸を張って言い返しました。

まど・みちおさんは100歳になって書いておられます。「あれは、自分がいちばん好きなお母さんを誇りに思う詩なのです。世界にたった一人のお母さんと僕だけが長いんだ。」

この歌を書かれたまど・みちおさんは5歳から10歳まで母親と離れて暮らしていたそうです。「一緒に暮らしていたおじいさんは自分をかわいがってくれましたが、その頃は本当に寂しかった。お母さんと一緒に暮らせるようになったとき、お母さんが作るものは何でも美味しかった。私はこうして、母から愛されたことが、何かにつけて一生涯つきまとっております。」(まど・みちお著)

お母さんに愛された記憶は生涯消えることはありません。お母さんの愛情は「いのちの尊さ」を気づかせてくれます。記事は結ばれています。

 

お母さんの愛情の中で育った記憶が一生涯を支える力になる、こんなに力強いお母さんへの応援の言葉はありません。

幼児期を元気いっぱい生きる子どもたちの為に、いつまでも元気でそして明るく堂々と子どもたちに愛情を注ぐお母さんでいてください。

11月も残り少なくなってきました。来月行うメモリーフェスティバルに向けて一生懸命に取り組む子どもたちです。お家でも「がんばっているんだね!」とほめてあげてください。お家の方の一言はとっても嬉しく魔法の力になります。