春をまつこどもたち。
日々足早に過ぎていくように感じられます。
能登半島では、今だ地震が頻繁に起き、被災地のみなさんの不安や恐怖に心が痛みます。
幼稚園では穏やかな日々で、避難所の生活をしておられるみなさんには、申し訳ない気持ちになります。
スプリング発表会に歌う年長組の子どもたちは、
「ぱぱやままをびっくりさせよう。おうちではうたってはだめだよ。ひみつにしよう。」と先生たちとお約束をして幼稚園の中だけで、歌の練習をしています。
歌の中に「ありがとう」の言葉がちりばめられていますが、
「ありがとう」を色々な場面に実感する毎日です。
幼稚園の卒園を控えた子どもたちの歌声は、心を揺さぶります。
澄んだ歌声にみんなの心が一つに結ばれていることを感じます。
この世にいのちを授かりまだまだ5,6年の小さないのち、
一生懸命な姿はじーんと胸を打ちます・・・・・。涙がこぼれました。
また、先日、年中組の女の子に「えんちょうせんせい、わたし、つぎにどのくらすになるの?」と、聞かれました。
「どのくらすがいいの?」と尋ねると「わたし、そらがいい」・・・。
凧揚げ大会に見た、加納城址公園での子どもたちの伸び伸びしたすがた、上がる凧を必死になって追いかけ走って遊ぶ、子ども自身が天にまで登っていくよな逞しささえ感じました。
年長組になれることが、うれしい気持ちと不安な気持ちと入り混じったものかもしれませんが、
不安が自信にかわっていくように、楽しみになっていくように過ごしていきたいと思います。
年少組の「ニューイヤーパーティー」はどの遊びにも熱中して遊ぶ姿に、みなさんがとっても大きく見えました。
最後の「コマ回し大会」は、クラスで最後まで勝ち残った子どもたちの大勝負。
緊張したことでしょう。
グランドチャンピオンはりょうたろう君、
惜しくも2位になったるりちゃんが、号泣しました。
るりちゃんの号泣には先生たちもびっくり、隠れた一面をみたそうです。
いつの間にか成長している子どもたち、勝ち負けの意味も分かってきていている年少組の子どもたち、その気持ちを大事に育てていきたいと思います。
可愛い赤ちゃんの匂いのするようなちゅうりっぷのみなさんも、頑張って生活をしてくれています。参観の日の「ちゅうりっぷ☆ミニミニオリンピック」も楽しみです。
糊下敷きに大好きな自分の写真を入れて、年少組に上がる準備をはじめています。
例年入園後の年少さんのクラスが落ち着いているのは、ちゃうりっぷクラス経験者のおかげです。
それぞれのみなさんが、春からの生活をとても楽しみにしている日々です。
それにひきかえ、わたしたちは寂しさと成長を喜べる気持ちと入り混じった複雑な思いに包まれています。
お年玉としてお渡しした玩具を中心にして「ニューイヤーパーティー」を行っています。
冬休み前にお渡しし、それぞれに可愛い色塗りをして、たくさん遊んでいただけたことだと思います。
ご家庭での遊びがあってこそです。
残すは年長組の31日です。
駒を毎日お家へ持って帰って練習している子も多く、回せる子がほとんどになりました。
先日ボランティアでおいでいただいた駒名人さんから、お手紙を頂きました。
「みんなが『やって!』『どうやるの~』『つぎぼくのばん、わたしのばん』と頼ってくれて、すごくうれしかったです。
あの日の夜から右腕が・・・・ダルイ」。
「あの日の夜、どうしたら長く駒を回せるか、家族で何度も練習しました。一生懸命に取り組んでいる年長組のおともだちへどのように伝えたらもっとわかりやすかったかと考えても答えは出ず、人に教えるというのは本当に大変なことだなと、先生方のお仕事の大変さと愛情と知識を与えていただいていることにありがたいなと実感いたしました。」
4人のみなさまに改めて感謝する次第です。
ありがとうございました。
Instagramに年少組のみなさんのニューイヤーパーティとたまごクラブのミニ運動会の模様をアップしました。
ご覧ください。