ハーモニカ。
子どもたちの前でみんなが演奏する曲を吹いてみました。
「それ、なぁに?」
「けんばんハーモニカみたいなおとがするね」
「これはね、ハーモニカといってけんばんハーモニカのようなおとがでるんだよ、
一度にたくさんのおとがだせるんだよ」
子どもたちはとても興味を持ってくれました。
私が小学校時代に使っていた楽器で、
レバーで切り替えて半音が出るハーモニカです。
名前は、一度に和音が出せるために「ハーモニー」から由来されています。
ハーモニカをご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、
昭和30年代当時は、小学校低学年の音楽教育はオルガンの他はハーモニカを使った授業が中心でした。
ところが昭和50年代から使われなくなりました。
口で楽器を覆ってしまうために、何の音を吹いているのか分からない、
どう指導していいのか分からない・・・・・・
ハーモニカから鍵盤ハーモニカに代わっていったのだろうと推察されています。
今や生産数もぐっと減って製造する会社も日本で4社ほどだそうです。
本来コロナ前は、年少組の2月から鍵盤ハーモニカの取り組みをしていましたが、
コロナ時代になって吹くことはよくないと、鍵盤ハーモニカも教材にはありませんでした。
今年コロナが開けて年中組の2月からはじめました。
音楽レッスンや個人でピアノなどをされているお子さんは、鍵盤に慣れていますが、
半数以上の子どもたちが初めて鍵盤に触れて、ドの位置から覚えました。
「メモリーフェスティバル」に向けて
短い期間ですが、みんなが揃って弾けるように取り組んできました。
そんな子どもたちと一緒に舞台で私も同じ空気を吸いたいと思い、
ほんの少しのフレーズだけ参加することにいたしました。
今になって、後悔もありますが、
「みんなでいっしょにえんそうしようね」と言った手前
後にも引けず、お恥ずかしいですが、宜しくお願いいたします。
「メモリーフェスティバル」の取り組みを二日間のリハーサルを通して、
皆様にお伝えさせて頂きました。
皆様と舞台の子どもたちの気持ちが一つになって
これまで取り組んできた思いに寄り添ってご覧いただけたら嬉しいです。
プログラムは、午前の部は「にじくみ」午後の部は「つきぐみ」の子どもたちの紹介で幕間に進行しますので、ご注目ください。