バウンティーハンター
年長組の今年の活動に、1年かけてのレース「バウンティーハンター」の取り組みがあります。
そもそもバウンティーハンターとは、賞金稼ぎ(4クラスで競い合い、勝ったクラスにワッペンを贈る)です。
「目的に向けて話し合い」「仲間と力を合わせる」「達成した喜びを分かち合う」
年長さんにぴったりで年長さんならではの活動です。
さて、これまでのレースで大きな差がつき、にじ組7枚、つき・そら組共に5枚、ほし組3枚と3枚から7枚までに散らばり、子どもたちのやる気に火をつけています。
「ひよっとしたら、おかたづけがきれいなくらすがバウンティーハンターのワッペンもらえるかもしれないよね」
「あいさつができるくらすにもらえるかもしれないよね」の先生たちの誘い水・・・・。
たった3枚しかないほし組さんになんとか日の目をみせてあげたいという優しいきもちです。
ワッペンがたくさんあるクラスには届かなかったようですが、
ほし組のみんなを触発しました。そしてだいちゃんが第一声を上げました。
「げたばこにくつをきれいにいれよう!」
みんなが刺激を受けて、下駄箱の整理整頓運動がはじまりました。
声をかけあい、揃っていなければきれいに入れなおす姿もみられました。
それはそれはいつ見てもきれいに整理がなされています。
そして今も続いています。
すごい!と思って見守ってきた先生たちは、そろそろ・・・と
3枚のほし組さんに「バウンティーハンター」を贈ろうということになりました。
という訳で
本日その授与式を行いました。
「ぼうはんかめらにうつっていたんだね!」の子どもの声に
「そうだよ、みなさんのこと、お空からみているんだよ」。
授与され念願かなって男泣きする大ちゃんにもらい泣きしてしまいました。
とうとう・・・・クラス表示の上に4枚、嬉しいね。
そうご君のままから「オリンピック後にあいさつができるようになって、おどろいています。なにかありましたか?」と、お尋ねがあったそうです。
整理整頓からあいさつ運動につながっています。
リレーやバスケットボール投げなど、その場で勝負がつく競い合いから、
メンタル面の「日々の生活」や「文化」に、バウンティーハンターの活動が広がっています。
年長組のみなさんの育ち合いが眩しいです。