幼稚園の窓「こんにちは!」

小さな成長。

2023.06.27

歩き始めた年少さん、幼稚園で一番大きいクラスになって、活発に活動して色々なことに挑戦する年長組の子どもたち、その間に挟まっている年中組さんの中にはまだまだ可愛い年少さん気分の子が多いです。

4月を境に大きくなるのも不思議なことで、まだまだ甘えたい盛りです・・・・・。

少しずつ一人でできることがふえ、楽しさも共有できる喜びの過程を経て、

名実ともに年中さんに成長していく一歩一歩を歩いている子どもたちを温かい目で見守っていきたいと思います。

おさとう先生は「子どもたちのレッスンがとっても集中して、いい作品がたくさんできました。どれもこれも子どもらしく私の写真に収めましたよ」と、年中組のレッスン時を終えて褒めてくださいました。

そのことを先生に伝えると「ほんとうですか?それならうれしい」、早速みんなに伝えなくては・・・・と外部講師の先生に褒めていただけるのはとっても嬉しいことです。その時の様子を・・・・・ご覧ください。

☆ 6月22日 年中組のあーとタイムです。今日のテーマは「ローラーであそぼう」「画用紙を切り進みながら生き物に変身!」

さて、ご家庭の遊びと幼稚園の遊びに大きく違うところは、おもちゃの共有です。

男の子の人気は、車ですが、数がある訳でもなく、白いスポーツカーや自分で作ったレゴの車をいつも自分のものにしておきたい気持ちです。

朝のお始まりになると、折角遊んでいた車もお片付け・・・・。

次の休みに繋げていきたい子、おもちゃの独り占めをしたい子は特に年中組の子どもたちです。

年少組の子どもたちはまだそこまでの独占欲がありません。

年長組の子どもたちはおともだちと一緒に遊ぶ楽しさが喜びになっています。

いつの間にか私の机の上にある書棚の隅が隠し場所になりました。

車であったり、ブロックであったり、押し込むようにして隅っこに隠れています。

それが最近は、1人遊びだった子もなかよしさんの2,3人が集まって共有の秘密の隠し場所。

そして、なんとその隠し場所に今日は・・・・・。

家庭から集団への遊びに窮屈や自分本位の遊びができないもどかしさを感じていた子どもたちが、おもちゃの共有ができるようになりました。一つ階段をのぼったのかもしれません。

おともだちと遊ぶ楽しさを学んでいく、乗り越えていく子どもたち、ぎゅっと抱きしめて応援したくなります。

子どもの成長には、目に見える成長と見えにくい成長がありますが、あるときハッとその成長に気づくときがあります。目に見えない成長を支えている大事な部分を謳った詩を「まことの保育」に見つけました。

美しい花を見た。

美しい花は美しい枝についている。

美しい枝は美しい幹についている。

美しい幹は美しい根っこがささえているにちがいない。

その根っこは見えない。

その見えないところに大事な点がある。相田みつおさん

 

💞こども放送局

幼稚園の教務課は、先生たちがお仕事をする場所ですが、その一角に「子ども放送局」があります。

年長組になったら、大きな仕事の一つに「子ども放送局」のアナウンスがあります。

お帰りの時間にマイクの前に座って、「大好きなこと」や「マイブーム」などお家の人と一緒に考えてそれを発表してくれます。子どもにとって、ドキドキの時間ですが嬉しい時間でもあるようです。

お家の方の協力のお陰で、やり遂げた達成感はお家で何度も練習してそれが糧になってみんなの前で堂々と発表でき自信につながっています。

ママの書いてくださった原稿を握りしめて一字一句を丁寧に放送してくれます。

がんばって放送してくれたりょう君に大きな拍手が起きました。

年長組の放送は、幼稚園中の子どもたちにとって憧れです。放送に聞く年長さんはとってもかっこよく、年中組の子どもたちの中には「やってみたい!ほうそうしたい!ぼくにだってできる!」むくむくと顔をだしています。

お家から持ってきた虫の紹介は年次問わずに放送してもらっていますが、

それがしたくてしたくて・・・・ありす組のしゅうくんがおうちから虫かごに入れた「だんごむしのおうち」をもって「ぼく、ほうそうするよ」と、放送してくれました。ありすくみの応援団も一緒です。

一つ一つのことが子どもたちにとって新しい経験であり、それを力に蓄えていく子どもたちです。

幼稚園での一番小さいクラスのちゅうりっぷさん、そして年少さん、年中さん、年長さんへとステップが成長であり、憧れを抱き、行きつ戻りつしながら着実に大きくなる道を歩いている子どもたちです。

嬉しい姿です。