幼稚園の窓「こんにちは!」

5月8日

2023.05.08

5月2日、埼玉県にある保育園で、遊具のロープが首にからまり3歳の男児が意識不明となる痛ましい事故が起きました。未だ意識は回復せず低酸素脳症の状態だということです。

ロープは工事現場などで使用される「トラロープ」と呼ばれるもので常設ではなく、事故当日に取り付けられたものだそうです。

どの保育施設にも、子どもたちが自ら遊びたい、興味や好奇心を駆り立てるような遊具を選んで設置してあります。

普段のあそびの中で体力を増進してほしい、遊びから生きる力を培ってほしい、子どもたちに願う気持ちからですが、一つ間違うとその遊具が原因となるような大きな事故が起きる、命に障るようなことになる、絶対に起きてはならないことです。

今日、久しぶりの幼稚園に子どもたちが登園するなり、大好きな遊具に一目散に駆けていく姿を見ました。子どもたちの屈託のない笑顔を守ることは私たちの使命です。

対岸の火事とせず、かけがえのない命をお預かりしている責任の重さを肝に銘じて、起こりうる危険な箇所を見直して、教訓としていきたいと思います。

 

内閣府から、全国の保育施設などで、子どもにまつわる大きな事故が2021年2347件、

15年の集計開始以降、6年連続で増加し、過去最多を更新しているという発表がありました。

こどもたちの成長を祝う子どもの日を過ごしたばかりです。

発表されたこのデーターは、驚くばかりか、保育施設には多くの危険の隣り合わせにあるという事実をしっかり受け止めて、そして

歩き始めたばかりの令和5年度、みんなが元気に成長できる幼稚園として安全な保育を目指して気を引き締めて過ごしていきたいと思います。