幼稚園からのお知らせ

西村由紀江さんピアノコンサート

2023.06.08

5月31日 若葉第二幼稚園、第三幼稚園の年長組、年中組のこどもたちがバスに乗って出かけた先は・・・

大きなパイプオルガンに、グランドピアノ、天井にはきらきら輝くシャンデリア。ここはサラマンカホールです。素敵なシートに腰掛け、辺りを見渡すこどもたち。まず始めに園長先生からご挨拶がありました。「スペインにサラマンカという小さな町にみんながお祈りする大聖堂がありました。そこには古いパイプオルガンがありました。けれども音が鳴らなくて、鳴かずのパイプオルガンと呼ばれていました。岐阜県白川町の辻宏さんが8ヶ月かけて修理しました。サラマンカの人たちはとても喜んだそうです。辻さんは日本に帰ってきてからその大聖堂のパイプオルガンの特徴を取り入れて作ったのがこのパイプオルガンです。こうしてサラマンカホールと名付けられました。この素敵なホールで4月からひとつ大きくなっておめでとうの気持ちを込めて西村由紀江さんのピアノコンサートをみなさんにプレゼントします。」

西村由紀江さんが登場し、早速『あなたに最高の幸せを』『風のスキップ』を聴かせていただきました。とてもきれいで優しい音色が心に響きます。

由紀江さんがとても楽しそうにピアノを奏でていらっしゃるのが印象的でした。ご自身が作曲された曲を披露していただくだけではなく、ピアノで身近な音を表現してクイズを出してくださいました。

なんの音かわかる子?

ライン電話の音、お風呂の音(お風呂が沸いたことを知らせる音楽)、犬の鳴き声、にわとりの鳴き声などいろいろな音が飛び出してきて「この音知ってるー!」とこどもたちはすっかり由紀江さんに夢中です。

今度はド・レ・ミで音のしりとりをするよ。

はい!はい!とたくさんの手が挙がりました。由紀恵さんはこどもたちの声を優しい眼差しで聴いてくださいました。

みんなで考えた音のしりとりが、由紀江さんの魔法で素敵な曲に変身しました。川が流れるようなきれいな曲でした。

 

寝ているの⁉いえいえ違います。クラッシックメドレーが始まると、「本物のクラシックタイムみたい!」と目を閉じて耳を澄ましていました。毎朝のクラシックタイムがこどもたちの中に根付いています。

曲の強弱を手拍子で表現したね

由紀江さんがわかばようちえんの歌の伴奏を奏でると、みんなのとてもきれいな歌声がホールいっぱいに響き渡りました。

昨年度のコンサートの時は座席も一つ置き、声は出さないでと規制がありましたが、声を出して歌うことが日常に戻ってきてうれしいね!

ドラえもんの歌や、由紀江さんの幸せ運べるようにの歌も大合唱しました。

由紀江さんとこどもたちの心が通い合いとても素敵なハーモニーでした。

由紀江さんが「私は幼稚園の頃、恥ずかしがり屋さんで話すことも苦手でした。暗い自分が嫌いでした。でも嬉しい気持ち、悲しい気持ち、いろいろな気持ちをピアノとおしゃべりすることがとっても大好きでした。ピアノを習わせたくれたお母さんに感謝しています。」と話してくださいました。

みんなも好きなこと苦手なことあるかな?由紀江さんのお話で勇気や希望が湧いてきたね。いろいろな感情、経験、支えてくださったお母さんが由紀江さんの優しい人柄、素敵な音楽の源になっているのですね。由紀江さんのコンサートとても楽しかったねですね。

「素敵な演奏をきかせてくださってありがとうございました。」

「ゆきえさんのピアノをきいてとてもやさしいきもちになりました。」と心を込めてお礼の言葉と贈り物を届けました。どきどきしたけどがんばったね。

最後は由紀江さんと一緒にハイチーズ!

みなさんと素敵なひとときを過ごすことができました。とても心が癒されました。

西村由紀江さんどうもありがとうございました。

帰りのバスでにじ組のまき子先生とこどもたちがコンサートの感想を話していました。

「音のクイズがおもしろかったです。」

「風のスキップの曲がきれいで好きになりました。」

「すてきな音楽を聴くことができて楽しかったです。」

「みんなで一緒に歌を歌えて楽しかったです。」

「私も西村由紀江さんみたいにピアノを弾けるようになりたいです。」

西村由紀江さんのピアノコンサートをこころとからだでたくさん楽しむことができました。