幼稚園からのお知らせ

色水あそび

2022.09.06

今年はどうしてだかみんなで植えたあさがおの成長がゆっくりでした。このまま花が咲かないのではないかと心配になる程でしたが、やっと大輪のあさがおがたくさん咲き始めました。

昨年色水あそびを経験しているこどもたちは、「先生、いつになったら色水あそびできるの?」と、いろとりどりのあさがおを見て、ワクワクが思い出されたようです。

そこでビニール袋を握りしめあさがおの花で色水あそびをするために外に出掛けていきました。
「先生、このお花取っていい?」と、こどもたち。きれいに咲いているあさがおを摘んでしまうことに罪悪感を抱いたのかもしれません。

「そうだね。咲いているお花じゃなくて少ししぼんでいるお花をとるといいんじゃない?」と伝えると、子どもたちは咲き終えたあさがおを見つけ、持っていたビニール袋に入れとてもうれしそう。

いよいよ袋に水を入れ、袋の口を縛るともみもみタイムのスタートです。「先生、ピンク色になってきた。」友達と見比べっこしながら、「同じ色だね。」「私の色水と色が違うね。」と話していました。

ビニール袋の中の水が少しずつ変化していくことにドキドキしながらみんながきれいな朝顔の色水を作ることができました。

「ぶどうジュースだ」「ピーチとイチゴを混ぜて作ったよ。」と出来上がった色水を大切そうに見つめる子どもたち。

すると今度は誰かに自慢したくなったようで、年少さんのクラスに行き、「色水作ったよ~」「きれいでしょう」と見せて回りました。
おにいちゃん、おねえちゃんが持っているきれいな色水に興味津々の年少組さん。教務課の園長先生のところにも見せに来ましたよ。「すごくきれいな色だね。」と笑顔で声をかけてもらうとみんなもとってもうれしかったね。その後、年中さんに刺激された年少さんもビニール袋を握りしめ、あさがおの花壇に走っていき初めての色水作りに挑戦しました。

レッツもみもみタイム!

色水きれいでしょ!!ぶどうジュース・ももジュースのできあがり!

こうして、異年齢児から刺激を受け、「やってみたい」と思える活動は、とても素敵だなと思いました。身近なものの新しい発見、荒孔気づきができる経験をどんどん取り入れていきたいと思います。

後日談ですが、きこちゃんは持ち帰った色水を「宝物入れ」に大切にしまっているそうです。(日にちが経つと腐ってしまいますのでお家の方で処分して下さいね。)

また、りりちゃんは濃紺だった色水が次の日には「青色にかわっていたよ。」と教えてくれました。その時だけでなく、その後の気づきができるようになってきているんだと成長を感じました。

オリンピック一色にならないように、こどもたちにわくわくどきどきを楽しみながら、過ごしています。「お家で包帯や紐を使って『つなひき』をやっています」とお聞きしました。

幼稚園の生活がご家庭への延長になることは、大変嬉しいことです。