幼稚園からのお知らせ

花まつり

2022.05.24

5月19日 「4月8日はお釈迦様の誕生日。みんなでお祝いをしましょうね。」年長、年中組のこどもたちが花まつりを行いました。

始めは花まつりの歌を歌いました。優しい歌声がホールに響きました。

順勝寺の住職の令耕先生にお越しいただきました。「花まつりというのは今から2500年前、インドで仏教を開いたお釈迦様の誕生をお祝いする行事です。みんなはお誕生日にはご馳走やケーキを食べたり、プレゼントをもらったりしてお祝いするね。それではお釈迦様の誕生日はどうやってお祝いするのかな?まず始めにお経をあげたいと思います。」

令耕先生と同じように袈裟をかけて数珠を持った友達が登場しました。笑顔で自己紹介してくれたけいき君です。

みんなで手を合わせて「なむあみだぶつ」とお参りしました。『あみださま いつもありがとうございます』

丁寧にお辞儀をして、お経が始まりました。

令耕先生とけいき君のお経をあげる声がホールに響き渡ります。漢字がたくさんのお経の本ですが、すらすら読み進めていきます。令耕先生に後でお話していただいたのですがけいき君ほとんど暗記していたそうです。毎日のお勤めで体の一部になっているのでしょうね。

「けいきくん、かっこいいね。すごいね!」の心の声が聞こえてきます。

大役を務め終え、笑顔をみんなに見せてくれました。たくさんの拍手で湧きました。。担任のあやか先生もとってもうれしそう。「ドキドキして見ていました。けいき君の立派な姿に感動しました。部屋でもクラスのこどもたちみんながかっこよかったよ、すごいねと声を掛けていましたよ。」と後から聞かせてくれました。

令耕先生がお釈迦さまの話をしてくださいました。「お釈迦様はお花がたくさん咲いているところで生まれ、その時9頭の龍が天から注いだ甘い雨で体を洗われたことから、お釈迦様の頭の上から甘茶をかけてお祝いします。体を洗われたお釈迦様はすぐに7歩歩いて右手は空、左手は地を指さして、“天上天下唯我独尊”と唱えられました。天と地の間のこの世界でたった一つのかけがえのない命、尊い命。かけっこが好きな子もいれば、絵を描くのが得意な子もいるね。誰一人として同じ人はいないよ。自分らしくありのままの自分でいてね。みんなはお父さん、お母さんの大事な宝物です。自分を大好きになって、大切にしてね。お釈迦様のこのポーズはこういう意味なんだよ。お家の方にも教えてあげてね。」

お釈迦様のポーズを一緒にやってみる子もいました。お家でお話できたかな?

「はなまつりの歌の“すくいのみこえ”とはなんですか?」
「花まつりではどうして象さんは白いのですか?」不思議に思ったことをみんなの前で質問できてすごいね。

たくさんのお花で飾られた御堂の中のお釈迦様の銅像に甘茶をかけてお祝いしました。令耕先生の話を目、耳だけでなく心でしっかり聴いたこどもたちは真剣な面持ちでした。

「お釈迦様お誕生日おめでとうございます。」「いつも私たちを見守ってくださってありがとうございます。」

甘茶をみんなでいただきました。まずはみほ先生が味見をしました。どんな味かな?

「おいしいよ!」と笑顔のこどもたちもいれば・・・

「なんか変なにおいがする!」

ごくごく飲み終えた後に、「・・・甘い」「なんか変な味。」そんな友達を隣でおもしろそうに見ているよ。

「この味は初めてー」とオーバーリアクションの子もいましたよ。

おいしいおいしいとおかわりする子もいましたよ。

「4月から一つ大きくなったおともだち。こんな年中さん、年長さんになりたいなと思って目標を持って一歩一歩頑張れるといいね。」と令耕先生からお言葉をいただきました。
お釈迦様がおなかに宿る時にお釈迦様のお母さんの夢に出てきた真っ白いぞうさんもお釈迦様もみんなにエールを送ってくれているよう。

4月・5月・6月生まれの年長のこどもたちが張り切って白い象を引っ張ります。いよいよ出発!わくわくするね。

園庭から年少組さんが見守っていてくれたよ。

「きれいなお花がたくさんあるね。」「白いぞうさん大きいね。」

お釈迦様と同じポーズのぴのきお組さん。

思わず先生にしがみつく子もいたよ。なんとも言えない表情のちゅうりっぷ組さん。

幼稚園おともだちみんなで花まつりを行いました。「年長組さんになったらぞうさん引っ張るんだ!」と楽しみにしている子もいました。
『ありのままの自分でいいんだよ。』令耕先生のお話がお釈迦様のポーズとともに、みんなの心で感じることができたね。
お父さんお母さん始め、たくさんの人に支えられて生きていることをいつも感謝できる人でありたいと改めて感じました。