幼稚園の窓「こんにちは!」

「平和」と「人権」

2021.07.16

 

子どもたちに伝えていかなければならないこと、育てていかなければならないことがあります。それは目には見えないことが多いですが、絵本や寓話や過去の事実などを引用し、可視化して理解できるように伝えています。

 

岐阜空襲で被害を受けた痛みを風化させることのないように岐阜で生まれた「平和の鐘」は、恐ろしい過去の戦争のお話を聴き、鐘をたたいて平和な社会に感謝の気持ちと平和への願いを広げていくお祈りをしました。

 

人権のお話には、人権擁護委員の方々7人にご来園いただき、絵本やビデオやエプロンシアター等いろいろな形で子どもたちにお話ししていただきました。一時間を有に超えるその間

子どもたちは姿勢を崩さす聴き入っていました。その姿にも成長している子どもたちを実感いたしました。皆さんも驚いていらっしゃいました。

 

自分が困っているときに優しくしてもらった時のうれしい経験は誰しも味わうきもちです。されて嬉しかったきもちから、あたたかいきもちが生まれます。

子どもたちがおともだちと仲良く遊べることや困っている子がいれば力や心を貸してあげられる優しいきもちを育て合うことが、子どもたちにとっての「平和」「人権」への道だと考えています。

 

今回「目に見えない心」「目に見えない命」「目に見えない平和」「目に見えない人権」を

子どもたちは学びました。

やがて子どもたちが成長したとき、幼稚園で聴いたお話の意味が分かる日がきっと来ることと思います。そんな風にでも心の片隅に残ってくれてたらいいなと思います。

 

人権擁護委員の方の中に、なんと年少さんのきこちゃんのおばあちゃんがいらっしゃいました。きこちゃんは、ホールに来てくれて「ありがとう!」と堂々とマイクでお礼を言ってくれました。

専門の知識を持った方々のお話を聴き、出会い、子どもたちが学び合っていくことを大切にしたいと考えています。