ナイトようちえんが残したもの。
今日は「ナイトようちえん」おばけやしきの第二弾です。
帰り際、保護者の方に「かなり本格的でしたね。ちょっと怖かったです。」と好評?だったおばけやしきの締めくくりです。
年長組のみなさんに、大事なことが残されています。
それは、年少組や年中組のみなさんを「おばけやしき」へ案内のお仕事です。
まず、一人ひとりが案内役とおばけ役を選びます。
案内役は小さい子の手を引いておばけやしきへ入ること、
おばけ役は、先生たちの代わりにおばけになることです。
おばけのスタンバイです。
おばけ役の張り切りようもスゴイ。
案内役は暗いときと明るいときが選べますが、「どっちも怖い、どっちもやめとくわ」・・・の子もあって、よほどおばけやしきが怖かったようです。
やっと役を決めても「やっぱ、やめとくわ」と逆戻りする子もいます。
ですが、いざ入って恐る恐る歩を進めながら、「だいじょうぶだよ、てをつないでいるからね。」「おばけはこわくないよ。」
そんな声が聞こえて笑ってしまいました。
ずっと、怖がる子をだっこをしてあげている頼もしい年長さんの姿も。
モンスターにすり替えられたメダルも無事に戻り、各クラスに一つ頑張った証として「バウンティハンター」のメダルが増えて、めでたく終了しました。
「ナイトようちえん」が残してくれたものは・・・・・。
園庭の真ん中に茶褐色に変色した痕跡。
あの日過ごしたことがまさに真夏の夜の夢だったような気がしてきます・・・・・・。
8時間を一緒に過ごし、子どもたちと結ぶきずなが一まわり強くなりました。
家庭にいるのかなと思うようなリラックスした姿、先生をママのように甘える姿、心から笑いあったこと、全てがナイトようちえんならではの醍醐味といえるのかもしれません。
コロナが流行り出した4年前、お泊り保育からナイトようちえんに形を変えましたが、
中身の圧縮された時間は、今年もたくさんの思い出を残してくれました。
年長組の先生を助け盛り上げたみんなの先生、色々な花火をあげて感動を与えた運転士さん、美味しい夕食を準備してくれた給食婦さん、子どもたちをこよなく愛する気持ちが集まりました。
行事というのは、はじめるまでの準備が大半を占めます。
「子どもたちにこんなことを楽しんでほしい、子どもたちのこころの扉をたたく感動を与えたい」を大事にして取り組みました。
目に見える形として残ったのは「提灯」と「モンスターカード」ですが、大事なものは目に見えないんだね、心の中にあるんだね。
子どもたちが幼稚園を離れて新しい社会に進んでいく先で、幼稚園で過ごした思い出が、温もりとなってもらえたならと思います。
年長組の子どもたちは、私たちが思う以上に成長をしています。
ナイトようちえんの取り組みの最中にも、寸暇を惜しんでダンスを覚え、みんなが揃って踊ることが子どもたちの喜びとなっていました。
「せんせい、おどろ!おんがくかけて。」「きょうは、そんなじかんがないよ。」と先生たちでしたが、子どもたちのその姿はとっても嬉しかったようで、励みにもなったそうです。
活動的な子どもたちが率先して前を歩く姿がうれしい今、わたしたちの幼稚園です。
「バウンティハンター」予告です。
お休みに入る前に行います。「バスケットゴールを狙って、クラスでつなげ。」クラス対抗です。がんばります!