幼稚園の窓「こんにちは!」

「ボクハ、マダチイサインデス」

2021.04.21

美味しい果物やキャンディーを食べて幼虫がさなぎに、そして美しい羽根を広げた蝶になる絵本は子どもたちの大好きな「はらぺこあおむし」です。鮮やかな色彩で彩られた絵本でページをめくるたびにわくわく、心が躍ります。人の成長にもたまごの時代、幼虫の時代と区切られていたらどんなに分かりやすいでしょう。この4月年中組に進級されたお子さんの進級式前夜のつぶやき「ぼくは、まだ小さいんです。今のままがいいんです。○○せんせいがいいんです。」とママに訴えられたと書かれてありました。

大好きな先生から離れる寂しさ、新しい環境への不安や葛藤が精一杯の言葉でちっちゃな胸から鼓動のように伝わってきます。

大きくなる春=大きくなる喜び、私たちは強いているのかもしれません。もっともっと子どもたちの心に寄り添っていきたいと強く思いました。