サンタさんからのプレゼント
楽しかったクリスマス会の翌日 12月15日。
園長先生がみんなを集めてお話ししました。「今日の朝、幼稚園の玄関にプレゼントが置いてありました。お菓子ともう一つはね・・・」
「虫が大好きな幼稚園のみんなにサンタさんがありさんとありさんのおうちを届けてくれたよ。」
早速順番に見てみたよ!「ありさんのおうちたくさんお部屋がたくさんあるね。」興味津々のこどもたち。
来訪された令耕先生がこどもたちに教えてくださいました。「このありさんたちは家族なんだよ。みんなはお口でお話しするけどありさんは頭の触角を使ってお話するんだよ。」
🎵あんまりいそいでごっつんこ ありさんとありさんが ごっつんこ あちいってちょんちょん こっちきてちょん🎵 おうたがきこえてきそうです。
「トンネルをくぐってお家に入ってきたよ。下のお部屋に行ったり上のお部屋に行ったりしてるよ。探険しているのかな?」
12月16日翌朝もまだありさんはお引越ししている様子がありませんでした。令耕先生も様子を気にかけて園にいらっしゃって「土の中のように暗くしてあげると安心してお引越しするよ。」とアルミホイルをありのお家にかぶせてくださいました。
するとその日の15時過ぎ「先生、ありがたまごをうんだよ!」と年長組の子が教えてくれ慌てて見に行くと、ありさんみんな同じお部屋にお引越しをしていました。
よーく見ると、女王ありのおしりの近くに白く透き通った細長いものがあるよ。
ありのお引越しを偶然見かけた年長の先生から話を聞くと、女王ありが小さいありたちを後ろから「さあ行くよ!」と押すようにして移動を始めたそうです。小さいアリが先にトンネルをくぐってから最後に女王ありが通っていったそう。お部屋に先に行った小さいありたちは、あっちへ行ったりこっちへ来たり。お部屋を隅々まできれいにしてどうぞお入りくださいと女王ありを迎えたようにみえたと話していました。
12月17日(金)
令耕先生がありの餌を持って来てくれました。ゴキブリの赤ちゃんの死骸です。餌箱に入れるとさっそくありさんが来ましたよ。
「ありさん、よいしょよいしょと虫さんを運んでいるね。力持ちだね。」こどもたちも釘付けで見ていました。ちゅうりっぷのこどもたちもお兄ちゃんお姉ちゃんたちのように興味津々。
少し目を離した間に女王ありやみんながいるお部屋まで運んできましたよ。「ご馳走を見つけました。女王様」
「ありさんたちまたまたお引越ししたね。」
ありのファミリーはみんなで一番下のお部屋にお引越ししました。
ちいさないのちのありさん、せいかつの秩序がきちんと守られていて、おどろいてしまいました。みじかに感じていたありさんのふしぎをたくさんみつけました。
ありさんの様子を入れ替わり見に来るこどもたち、ことしはたくさんの虫さんたちとくらしました。
サンタさん、ありがとう!ありさんファミリーをみんなで見守っていきましょうね。