稲刈りしたよ!
「稲の頭がおじぎをしたら稲刈りをしようね。」と先生のお話を聞いて心待ちにしていた年長組のこどもたち。わかばオリンピック前から、「稲の頭がおじぎしたよ!先生、稲刈りしようよ!」とみんなが稲刈りを楽しみに催促をしていました。「わかばオリンピックが終わってからね。もう少し待っていてね。」と。やったことのないことはわくわく・どきどきと楽しみが膨らんでいました。
実りの秋。ようやく稲刈りをする時が来ました。
10月7日(木)、思えば6月に手をどろだらけにして田植えをしてから、4ヶ月がたちました。ひょろっと弱弱しかった苗がこどもたちに見守られこんなに立派に成長しました。
左手で稲をぎゅっとつかんでハサミでチョキン。いつになく真剣な表情のおともだち。
初めての稲刈り、初めての鎌にちょっぴりどきどき。先生がついているから大丈夫だよ。
刈った稲の匂いはどんな匂いかな?目をつぶって嗅覚に全集中。「うーん、いい匂い!お米の匂いがする⁉」
年長組さんが稲刈りをしているところに年中組さん、年少組さんも集まってきましたよ。稲の穂先を触って、「かたいね。」と感触を確かめていました。「この中にお米が入っているんだね。」
「見てみて!稲刈りしたよ!」大喜びの年中組さん。
わかったかな?そう、かまきりでした!稲と同じような色をしているね。
年中組さんが稲刈りするのをじっと見守る年少組さん。
「この中にお米が入っているんだよ。」と年少組のおともだちに話す得意気な年中組さん。
「この小さい粒の中にお米が入っているんだよ。」と年中組さんが年少組さんに教えています。「この粒が!」と指でつまんで感触を確かめています。
お砂遊びをしていたちゅうりっぷ組さんも集まってきました。興味深く見つめています。「いつも食べている白いご飯になるんだよ。」と先生のお話を聞きましたが、ピーンと来ない様子でした。不思議だね。全然違う姿だものね。
小さな小さなてんとう虫を見つけたのだね。ちゅうりっぷ組さんもおにいちゃんおねえちゃんたちみたいに虫好きさんだね。
最後の稲を刈り取り終わり、「やった!全部取ったね。」と拍手するおともだち。
「1、2、1、2 聖火ランナーだよ!」「いいね!わたしもやりたい!」刈った稲を聖火トーチに見立てて駆け足していました。
実りの秋。スポーツの秋。わかばオリンピックの聖火ランナーのおともだち、聖火ランナーになりたかったおともだち。楽しかったわかばオリンピックの熱い思いが蘇ります。
刈った稲は束ねて、干します。「おいしいお米になってね!」
「3匹のこぶたに出てくるわらのおうちみたいだね!」と言って干した稲を屋根に見立てて下に潜り込んでいたよ。
年長組さんが田植えをし育てた稲の刈り取りを幼稚園のおともだちみんなで楽しみを共有しました。
うれしいうれしい実りの秋です。おひさまのひかりを浴びて、刈り取った稲はとってもいい香り。
もう少ししたら、脱穀します。どんなお米がとれるか・・・・・楽しみですね。