人権の話を聴いたよ!(年長組)
7月14日(水)
人権擁護委員の方々にお越し頂き、『人権』についてのお話をしていただきました。
「みんなは友達は好きですか?」 「好き!」
「お父さんお母さんは好きですか?」 「大好き!」
「友達や仲間ともっともっと仲良くするにはどうしたらいいかを一緒に考えようね。
一人に一つだけ大事なものを持っているよ。なにかわかるかな?」
「こころ!」「心臓!」「命!」年長組のこどもたちが次々と答えていました。
「命があるから心臓も動くし、心で感じることもできるね。」
オレンジ色の帽子をかぶっているの子は じんけんまもるくん、赤い帽子の子は じんけんあゆみちゃん。
幼稚園の絵本コーナーでも人気の絵本『ティラノサウルスシリーズ おまえうまそうだな』を読んでいただきました。
草食恐竜と肉食恐竜の思いもよらないやり取りが展開します。
他人だったとしても、無邪気な心を目前にすると深い愛情が芽生えていきます。
次は映画をみました。
赤いチョッキのねずみ君。いつもねこ君にいじめられていました。
「ぼくはこんなに小さくて、弱くていつも失敗ばかり。だからいじめられるのかなぁ・・・」
ふくろうのおじいさんはねずみ君に言いました。
「ねずみ君はめめちゃんのことが大好きでしょ。めめちゃんが泣いている時に大丈夫?と声をかけてあげるでしょ?
それはねずみ君が優しいからだよ。ねずみ君がめめちゃんのことを大切に思っているからだよ。
ねこ君は大事なものを忘れてしまっているんだよ。自分のことだけを考えて相手のことを想うことを。」
「お互いが思いやって助け合って生きていくことが大事だね。みんな一人では生きてはいけない。
水もおひさまも山もありとありゆるものがみんな繋がっていてどれ一つも欠けてはいけないのだよ。」
ふくろうさん 「ねずみ君は体が小さいことを気にしているようだけど、ぞうもきりんもライオンも全てねずみ君と同じ大きさだったらどうかな?
ぞうさんはお鼻が長くて大きいね、きりんさんは首が長い、それぞれみんな違うからいいんだよ!
ねずみ君 「ぼくは小さいけど丈夫な歯があるよ!なんでも食べられるんだ!」
ふくろうさん 「そうだね。みんなそれぞれ自分だけのものを持っているね。いじわるねこ君にも本当はいいところを持っているよ!」
「ねこ君も一緒にお弁当を食べようよ!」とめめちゃんが言うと、
えー、ねこ君も⁈いつも意地悪ばかりするから嫌だな…でもふくろうさん、ねこ君もいいところがあるって言ってたなぁ…
ねこ君も一緒にお弁当を食べて、仲良く遊びました。ねこ君、本当は一緒に遊びたかったんだね。
気のいいくまどんとずるいきつねどんが畑でやり取りするエプロンシアターも見せて頂きました。
くまどんときつねどんは、畑の野菜を地面の上と下で「半分こ」する約束をしました。
ずるいきつねどんは体の調子が悪いと言って何も手伝いません。
それに大根ができた時は地面の下を、かぼちゃができた地面の上を取っていってしまいました。
ある時くまどんはお花の球根を植えました。「お花は食べられないからいらないや!」ときつねどん。
くまどんはきれいに咲いたチューリップを花束にして、きつねどんの誕生日に「おたんじょうびおめでとう!」とプレゼントしました。
人権擁護委員の方が「友達が困っている時や泣いている時はみんなどうする?」と尋ねるとたくさんのこどもたちが挙手して答えていました。
「大丈夫?って声をかけるよ。」
「友達が失敗したときは?」 「惜しかったね、がんばったねって言うよ。」
それぞれの場面でどんな風に友達に声をかけるかを考えました。
「相手を傷つけるちくちく言葉ではなくて、心が温かくなるほかほか言葉をかけられるといいね!
口から発する言葉だけではなく、目でも、手でもほかほかの気持ちを伝えられるよ。ニコニコ笑顔だったり、ぎゅっと抱きしめたりね。
お話が終わると・・・
みんなは大喜び!手をたたいて喜ぶ子もいました。
ミナモちゃんたちは、ミナモ体操「はばたけ未来へ」を披露してくれました。
たくさんお話しくださいました人権擁護委員のみなさんに「ありがとうございました」とお礼を言ってプレゼントを渡しました。
日頃より相手を思いやって、ちくちく言葉ではなくほかほか言葉を掛け合っていきたいですね。
人権擁護委員の皆様、たくさんの心温まるお話を聴かせて下さいましてありがとうございました。
ミナモちゃん、まもるくん、あゆみちゃん楽しい体操をありがとう。嬉しかったね!
記念にミナモちゃん、まもる君、あゆみちゃんと一緒に記念撮影をしました。
人権擁護委員のみなさん、楽しい時間をいただきありがとうございました。