幼稚園の窓「こんにちは!」

花さき山

2021.10.11

♯ 今日10月11日は「平日」

東京五輪の開催に伴い本来「スポーツの日」で祝日であるはずが振り替わり、カレンダーの修正が間に合わず印刷されている旗日印を見るたびに「あれ!」と間違えかけます。カレンダーの活字の与えるインパクトは強い、それと法律で決められている「○○の日」という記念の日がとても薄っぺらに感じられてしまいます。今日の登園に戸惑われる方はありませんでしたので、安心しました。

# 花さき山

毎年同じところ、同じ時期に群生する曼殊沙華、鬼滅の刃で子どもたちの人気のお花となり、お彼岸の頃に咲くことから彼岸花と呼ばれていますが、4文字に見る名前はおよそ花の名前からかけ離れた感じです。私はこの花を見ると決まって「花さき山」の絵本を思い出します。挿絵も独特の味わいがあり「一つやさしいことをすれば、一つ花がさく」あやが山で出会った怖そうな山姥に花の咲いた謂れをききます。あやも妹や弟を想って花を咲かせました。悲しすぎるお話ですが、「だれかを想って行動する」ということの尊さを伝えたいという作者の思いを感じます。子どもたちが理解するにはまだ難しいかもしれませんが、「おともだちのやさしいこころ」は嬉しいものです。やさしい心を見つけた時は「一つお花が咲いたね」と心に花の芽を育てていきたいと思います。

 

♯ おしゃべり 

子どもたちは、よくおしゃべりをしてくれます。何気ない言葉の中にグッとくるものがあります。楽しいおしゃべりの独り占めは申し訳ありませんので、ご紹介させていただきます。

年中組の○○ちゃんが「園長先生は○○ちゃんのことが好きでしょう」と、「そうだよ、好きだよ」続けて○○ちゃん「園長先生はみんなのことが好きなんでしょう」と重ねて言いました。「そうだよ」というと、「園長先生は、いつもお空からみんなのこと見てるでしょう」。真意をくみ取ることはできませんが、なぜかぽかぽか温かい気持ちになりました。

年長組の〇〇ちゃんが「えんちょうせんせい、おりんぴっくでぼくたちの見て泣いた?」「みんな頑張ったよね」と言うと、「こてきもリレーもがんばったよ、みんなで力を合わせてがんばったんだよ、だけどリレー4位でぼく泣いたよ!」子どもたちのオリンピックはまだまだ終わっていないんだなと思いました。なにかにつなげていきたい・・・・・。

年少組の女の子が「今日、お兄ちゃんたちにお芋もらったよ、お家でたべるの。」と、年長さんのお芋のおみやげをこんなにかわいくおしゃべりしてくれました。先生のお話をよく聞いているんですね。